soul of souls

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開演直前には、野田秀樹自身の声で、ごあいさつも流れ始めた。
内容は、サイトに掲載されていたメッセージと同じようなものだったけれど、
それとともに、地震のシーンについても語っていた。
アナウンスの中で、野田さんが言っていた言葉が印象的だった。

地震のシーンを描くことで、不安感をあおろうとか、恐怖感を与えようといった意図はまったくありません。芝居を最後まで見ていただければ、必ずわかっていただけると信じています。

うろ覚えだけれど、こんなことを言っていた。
この姿勢。この自信。
これが表現者なのだ、と思った。

そして、芝居を観た。
役者の技量もさることながら、NODA・MAPらしい動きのすごさ。
そして、天才的な演出力！もう、やっぱり野田秀樹はすげぇ！
芝居にはよく、フェードイン・フェードアウトが使われる。
ゆっくり入って、ゆっくりと消えていく、というやつだ。
それは役者の登退場に頻繁に見られるものだけれど、
この芝居には、このフェードイン・フェードアウトが少なかった。
すべてがカットイン・カットアウト！パッとでてきて、パッと消える。
役者のテンションも、登退場も、
ある一線を境に、カットイン！カットアウト！
カットイン・カットアウトなんて、
照明や音響だとそれほど難しくないだろうけど、
役者としてのカットイン・カットアウトってものすごい技量だと思う。
一瞬にして100%まであげなきゃならないテンション。
一瞬にして気配がまったくわからなくなる退場、だもの。たまげた。

それに、様々な表現も最低限のもので表現するという、
まさに演劇的な演出がてんこ盛り。
役者の肉体で見せる芝居、という感じがありありとしたよ。
そして、物語の中で描かれるマスコミが、
今のマスコミをそのまま表現してるみたいで、ぞっとした。
野田秀樹はやっぱりすごい。
地震があろうがなかろうが、描きたいものがまったくブレない。
その姿勢と演出力に脱帽だったわ。
・・・ま、いつも通り、野田さんのセリフは、
じゃっかん、何言ってるかよくわかんないんだけどね(;´Д`A “`
はー、でも、東京まで見に来て、本当によかった。

芝居を観終わってからは、劇場前のHUBでちょっと一杯。
後輩F嬢と、あーでもない、こーでもないと、芝居の感想を言い合う。
やっぱ、人と観に行くと、いろいろ話せて面白いねぇ～。
さ、明日も観劇するぞぉ～！

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当初の予定では、S嬢と会おうということになっていたのだけど、
S嬢が実家に帰っていたので、予定を変更して美術館に行くことにした。
芝居もそうだけど、美術展も東京だけしかやっていないものがたくさんある。
せっかく東京に来たのだから、それを見に行ってみようと思って調べたら、
なんと、岡本太郎展をやっていることを知った。
・・・そうか、生誕100年だもんなー・・・。
ということで、東京駅から竹橋まで移動して、東京国立近代美術館へ。
皇居の横にある美術館に行ってみると、すでに看板から色鮮やか！
うわー、うわー、岡本太郎の世界だー・・・。
しかも、美術館の前には、岡本太郎作品のがちゃがちゃが！(≧∇≦)
後輩F嬢と、きゃいきゃいいいながら、早速がちゃがちゃを楽しんだ。

もちろん入場券を買って、岡本太郎展を堪能。
考えてみたら、太陽の塔以外の作品をほとんど知らないわ、私。
でも、すごくポップで色鮮やかで、なんだか可愛げのある作品ばかり。
絵も、造形も、すごくおもしろかった！
東京だけしかやらないって、なんだかもったいないよねー・・・ほんと。
でも見れてよかった！ほんと。
見終わったあとも、もう一度がちゃがちゃをやった。

岡本太郎展を堪能した後は、池袋まで移動。
今日の夜は、東京芸術劇場でNODA・MAPを観るのだ！
ホテルに荷物を預けて、東京芸術劇場まで下見に行ってみたら、
ホテルの目の前だった(￣ー￣)ニヤリッ
なんだかうろうろするのもなんなので、先にご飯を食べることにした。
劇場の目の前にあったイタリアンに入り、
スパークリングワインを飲みつつピッツァを食べたり、オムレツを食べたり。
おなかいっぱいいろいろ食べて、ドルチェまで食べた。

そして、開場時間になったので、劇場へ向かった。
うわー、いよいよNODA・MAPだぁ！すっげー久しぶりだなぁ。

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