恵比寿駅近くの中華料理屋さんで昼ごはんを食べ、劇場へ。
劇場に入ってみると、なんだか劇場らしい匂いがした。
・・・なんか、すごく懐かしい匂いがする。
どんなにおいかなんて説明できないんだけど、
小劇場によくある匂いだと思った。
小さい劇場に、八角形の舞台。和室だった。
奥にふすまや水屋があり、真ん中にはちゃぶ台。
八角形の和室を取り囲んで廊下だと思われる縁側と、
下手には2Fに続くらしい階段と入口、上手は玄関に行けるようだ。
舞台の手前には、庭のような空間があり、下手には勝手口があった。
すごくきれいなセットで、いかにも、田舎の家、という感じがした。
『オトカ』の舞台は群馬県のとある家。
“オトカ”とは、群馬県の方言になるのか、
“お稲荷”→”おとうか”→”オトカ”という意味だそうで、
いわゆる、お稲荷さんのこと。
親に怒られるときの常とう句として”オトカに連れて行かれるで!”
てなかんじに使われるらしい。
いわゆる鬼、みたいな、そんな都市伝説的なものみたいだ。
他家に養子に行った長男と、
ギャンブルにつぎこんでしまう家を継いだ次男、
そして、嫁に行った妹の、三人兄弟を軸にして、
それぞれの嫁や夫、娘などがかかわっていく話。
親族だからこその、兄弟だからこその、つながりや思い、
実の兄弟と、義理(義兄、とか、義妹とかね)の関係性が
やたらリアルで面白おかしい。
特に、浦嶋りんこさん演じる、お母さんがすごくリアルで、
やたら面白くて、やたら楽しくて、いい味が出ていて好きだった。
ふと、お父ちゃんやお母ちゃんと会いたくなる芝居だったなぁ。
芝居後、新幹線まで時間があったので、
恵比寿ガーデンプレイスに行ってみた。
ヱビスビール記念館は残念ながら休館中だったので、
恵比寿ガーデンプレイスの中庭に行ってみたら、
クリスピークリームドーナツがあった。
あれ?クリスピークリームドーナツなんてあったかなぁ。
全然並んでなかったので、シュガードーナツとアイスティーを買って、
中庭のベンチに座って食べた。
・・・あら、初クリスピークリームドーナツだわ( ̄ー ̄)ニヤリッ
後輩F嬢によると、シンプルなドーナツが一番おいしい、ということだった。
確かに、ふわっふわでおいしかったけど、ちょっとだけ甘かったかなぁ。
シュガーがもうちょっと控えめなら、もっとよかったかな。生地はおいしいし。
もちろんおいしかったんだけど、長時間並んでまで買いたいか、
と言われれば、悩む感じ。
しばらくまったりしてから、恵比寿を後にして品川へ。
品川のecuteでお土産を買って、待合場所でしばらくボーっと過ごして、
新幹線で家路についた。
いやー、ほんと、面白かったなぁ、今回の東京ツアーは。
めいっぱい観劇したし、どの芝居もすごくよかったので、大満足だ。
また、東京観劇ツアー、計画しなきゃ!
もっともっと見たい芝居も、もっともっと見たいイベントもあるもん。
・・・だけど、ちょっと今回いろいろ使っちゃったから、
しばらくは節約して、次のツアーを計画できるまでお金貯めなきゃ。
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