以前観に行った大阪女優の会は、「夕凪の街 櫻の国」の朗読劇だった。
朗読劇とは言っても、ただ座って朗読するだけじゃない。
朗読している人とは別の人達が、動きで情景を表したりする。
結構これがグッと来たりして、なかなかイメージがつかみやすいのだ。
今回の作品は、野坂昭如戦争童話集。
「凧になったお母さん」「年老いた雌狼と女の子の話」
「ソルジャーズ・ファミリー」「八月の風船」
「焼跡の、お菓子の木」の5つの話があったと思う。
戦争の話は、リアルにすると残酷でグロイ話になりがちだけど、
童話集というだけあって、やさしい語り口のお話で、グロさはなかった。
だけど、夢だったりするし、最後は死んでしまう話も多くて、
そこは”童話”じゃないリアルな現実があったりする。
やさしいなかでも戦争の厳しさ・悲しさがガツンと来る芝居だった。
これを、朗読劇じゃなく芝居という形にしてしまうと、
リアルになりすぎて、残酷になりすぎるのかもしれない。
朗読劇だからこそ、観た人の想像に任せるカンジが良かった。
芝居後は、ちょうど後輩F嬢の芝居を見に来ていた大学の先輩と会った。
S先輩と会うのは本当に久しぶり!何年ぶりだろう・・・・。
公演後の後輩F嬢とも合流して、一緒に呑みに行った。
今何をしてるのか、とか、仕事とかプライベートとかね、
いろいろ聞いてみたら、全然変わっていなかった!( ̄ー ̄)ニヤリッ
ま、私も後輩F嬢も変わってなかったから、おたがいさまなんだけど。
昔から、日舞や和裁をやってて、多趣味で楽しい先輩だったのだけど、
いまでも相変わらず日舞も和裁もやっていたし、
ヨガやとんぼ玉なんかも始めたらしくて、あいかわらずの多趣味!
なんだか以前と同じように気楽にいっぱいおしゃべりして解散した。
いつも後輩F嬢とつるんでるから、自分が先輩の立場でいることが多い。
芝居の現場でも年下が多いから、どうしても先輩的な位置にいてしまう。
だけど、先輩と会うと、自分が後輩になれて、ちょっと不思議な気分。
後輩って、やっぱり気楽で楽しいね(*’-‘*)エヘヘ
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