8:45の集合時間より15分ばかし早かったけれど、
それほど待たずにバスが来て、一番目のバスに乗り込むことができた。
すぐに満員になったバスは、そのまま先に出発して、宝伝港へ!
宝伝港までは約45分。結構遠い。
街中から国道やバイパスを通って、どんどん田舎道へ入っていく。
宝伝港は、田んぼと山に囲まれたこじんまりした集落だった。
・・・あれ?去年の港と違うわ、ここ。
すごく小さい港だし、船も小さい。だけど目の前に犬島が見える。
ここから犬島までは、定期船に乗って15分程度らしい。
さっそく300円の定期船の料金を払って、小さい船に乗り込む。
船のいちばんうしろのベンチに座って、いよいよ犬島へ!
船が走りだすと、冷たい風が吹き抜けてものすごく気持ちいい!
ホントに今日は快晴で、ものすごくいい気持ちだった。
犬島に到着してからは、カメラ片手に犬島散策。
公演は12:09~で、開場の11:10まではまだ1時間以上あった。
とりあえず、海水浴場の方へ向かってウロウロ歩いていく。
歩いているうちにだんだん暑くなってきて、じわっと汗も出てきた。
海水浴場の東屋に入ってみると、風が吹き抜けてめっちゃ気持ちいい!
空も海も真っ青だし、風は初秋の風で涼しい。最高のロケーションだ。
しばらく海水浴場の東屋でぼーっとしてから、また犬島めぐりを再開。
去年はあまりウロウロしてなかったので、今年はウロウロしてみた。
家プロジェクトを見て回ったり、小さい天満宮にお参りしてみたり。
そして、開場時間になったので、受付で並んで劇場に入った。
劇場・・・といっても、今回は全くセットがない。
いつもみたいな舞台や客席もなければ、屋台村もなかった。
あるのは、港らしきコンクリートの岸辺にずらっとベンチが並んでいるだけ。
お客さんは、ベンチに座ったり、コンクリートの縁に腰掛けたりして座る。
私も、海に直接足を投げ出して、コンクリートの縁に座った。
日陰はすでに人がいっぱいだったので、日向の中央寄りに座ってみたら、
背中から太陽がさんさんとあたって、めちゃめちゃあづい・・・(;´д`)
寒さ対策で持ってきたストールをかぶって、日焼けと暑さをカバー・・・。
・・・よかった、ストール持ってきて・・・。
そして、12:09。本番が始まった。
港のはしから維新派の役者さんたちがぞろぞろと歩いてきて、
客席(というかお客さん)を等間隔で取り囲んだ。
そこでいつもの維新派リズムが刻まれていく。
いつもは、前から聞こえてくるリズムなのに、
役者さんたちに取り囲まれているからか、音に包まれる感じで、
まるで一緒に舞台に立っているような感覚を味わった。
今回のストーリーは、”風景画”。
海や山の風景に、役者もお客さんもみんな溶け込んで一緒の風景になる、
というコンセプトそのまま、私達も同じ舞台を作るような感覚をうけた。
さらには、役者さんたちが海に入っていって、
膝まで水に浸かりながら、いつもの維新派リズムを刻んでいった。
犬島という島が持っている時間を遡るような、そんな舞台だった。
前回までの維新派は、”彼と旅する三部作”という大作だったからか、
きっちりストーリーもあったし、わかりやすくて見応えがあったけど、
それと比べると、セットもないし、これといったストーリーもないし、
上演時間も90分しかなくて、なんとなく物足りない感じだったなぁ。
それに、太陽がすごく暑くて、若干それどころじゃなかったかも(;´д`)
舞台が終わってからは、すぐにまた定期船に乗って宝伝港へ戻った。
だけど、宝伝港から岡山駅に向かうシャトルバスは16:45発。
この時点では、まだ14:30頃で、めちゃめちゃ時間が余ってしまった・・・。
といって、通常のバスで岡山まで行くと、1,000円近くかかってしまうし、
通常のバスも16:00発しかなくて、それまですら時間が余ってしまう。
しまった・・・犬島で待っておけばよかった。・゚・(ノД`)・゚・。
仕方がないので、海辺近くで、持ってきた小説を読んでみたけど、
小説も読み終わってしまって、
散策するにも家ぐらいしかなかったから、船着場前のカフェに入った。
・・・実は、屋台村があると思って、犬島では何も食べてなかったので、
そのまま昼ごはんを食べそこねてて、お腹がやたら減ってたのだ。
そこで、チキンカレーを食べたけど、これが結構美味しかった。
そして、やっと16:45発のシャトルバスに乗って岡山駅に戻り、
桃太郎ぶどうとピオーネを買って、そのまま実家に帰った。
・・・はー、楽しかったけど、暑かったからかやたら疲れた・・・。
3連休もあと2日あるし、あと2日はゆっくり休もうかなぁ。
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