最近、やたら森ノ宮ピロティホールを使う公演が増えた気がする。
商業演劇ほどでかくなく、劇団公演ほど小さくないかんじで、
東京でやった芝居の大阪公演とかによく使われているのを見る。
前は、後藤ひろひとを見たし、今回はTeam申だ。
他の公演スケジュールを見ても、そうそうたる公演が並んでいる。
客席は1000ちょっとぐらいらしいので、ちょうどいいのかなぁ。
今日観に来たのは、Team申番外公演 朗読劇「家守綺譚」。
Team申といえば、佐々木蔵之介が立ち上げているユニットだ。
ピスタチオの頃から佐々木蔵之介はすごく好きだったんだけど、
Team申は、なんとなく見逃していたユニットだった。
基本的には東京がメインなので、情報をキャッチし損ねてた。
・・・なんとなくタイミングを逃していたんだよね。
だけど今回は、うまく情報をキャッチできた上、
梨木香歩の「家守綺譚」の朗読劇、と聞けば行かない理由はない。
梨木香歩は、ヘルニアで入院しているあたりにガッツリ読んでて、
「西の魔女が死んだ」「からくりからくさ」「りかさん」にはまった。
「家守綺譚」は読んだかどうかがわからなくて、
今回、チケットを取ってからあわてて文庫本を買って読んでみたら、
いくら読みすすめてみても、うっすら内容に覚えがあったので、
読んでたんだろう(￣ー￣)ニヤリッ
ちょうど、文庫本を今日の朝読み終わったところだったので、
自分が描いたイメージが新鮮なまま、舞台を見ることができた。
しかも、小説の舞台化だったら、脚色されたりカットされたりするけど、
今回は朗読劇だったから、変な脚色もなく、そのままのストーリー。
この小説自体が、1話1話独立しているカンジなので、
それを抜粋して6話程度、朗読劇として読んでいた。
思っていたとおり、主人公は蔵之介さんがやっていたけれど、
隣のおばさんとか、ダァリアの君（女性）を、
市川亀治郎さんがやっていて、そこはさすが女形！全然違和感ないの！
本を読んでいたときは、自分の頭で淡々と読んでいた会話や文章が、
役者の”セリフ”として発せられることで、
ぼんやりしていたイメージが、くっきりしてきて、めっちゃ面白かった。
セリフになることの面白さ、役者の面白さを、実感できた気がする。
舞台後はトークショーと抽選会があって、
運良く、アート引越センターのボックスティッシュが当たった。
# 客席2列分全員あたり、という大盤振る舞いだったからだろうけど。
でも、客席の雰囲気が、私がよく行く芝居の雰囲気と全然違う。
女性率すごく高く、さらにやたらキャピキャピしている。
・・・佐々木蔵之介に、市川亀治郎に、佐藤隆太だもんなぁ・・・。
オペラグラスというか小さい双眼鏡を持っている人も多くて。
宝塚の客席とかにちょっと似ているかもしれない。
“芝居を観に来た”というよりは”役者（有名人）を観に来た”
というカンジの客席で、若干アウェイ感が漂ったよ・・・(;´▽｀A“
終わってからは、一緒に舞台を見に行ったJ嬢となんばで飲んで、
雨がひどかったので1駅だけだけど、電車で帰ってきた。
飲んだあとに電車に乗ると、気持ち悪くなることが多いので、
あまり乗りたくなかったのだけど、1駅だし・・・と乗ってみたら、
ダメだった。めっちゃしんどかった。
飲んだあとに電車に乗れないって、結構じゃまくさいなぁ・・・。
・・・これはきっと慣れだろうから、たまには電車に乗らなければ。
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