今日の狂言は、茂山家の若手がやる『HANAGATA 11』。
花形狂言会はずっと見たい狂言ではあったのだけど、
今回の公演情報を見てみると、なんと、「HANAGATA VS 劇作家」とある。
今回は古典じゃなくて、劇作家2人が書き下ろした新作狂言をするらしい。
その劇作家とは、土田英生さんとごまのはえさん。
小劇場好きの私からすれば、結構有名な、京都の劇作家さんだよね!
前にも、土田さんが書いた「鮒ずしの憂鬱」という新作狂言を観たけど、
かなり面白かったんだよね!(≧∇≦)
さっそく、いつもの文楽仲間A嬢を誘ってみたら、行きたいと言ってくれた。
そこで、ファンクラブに入っているA嬢がチケットを取ってくれたのだった。
場所は、先斗町歌舞練場。歌舞練場なんかに入るの初めてだよ!
# あ、都をどりで、祇園甲部歌舞練場は行ったことあるけど。
歌舞練場前でA嬢と合流して、劇場に入ると、
なんと童司さんがチケットを切っていた!Σ(‘◇’*)
A嬢に聞いてみると、花形狂言ではいつも誰かがやってるそうな。
いそいそと童司さんにチケットを切ってもらい、場内に入った。
今回はB席だったので、2階席の真ん中あたり。舞台が上からしっかり見えた。
パンフレットを見てみると、アンケートも手書きのコピーだった。
そしてふと横の人がパンフレットを読んでいるのを見てみると、
アンケートのレイアウトが全く違うものを持っていた。
・・・(゜ロ゜;)・・・もしや、何種類もあるってことでしょうか。
なんという手作り感!なんというアットホーム感!そして遊び放題!
なんだか一気に親近感がわきましたとも。
舞台は、ごまのはえさんが書いた話が2本と、
土田さんが書いた話が2本の、計4本立て。
途中、15分の休憩はあったけど、開演や休憩のアナウンスも、
花形狂言の人たちがアナウンスしていて、ココでもまさしく手作り感。
定型文でよそよそしいアナウンスじゃなく、楽しいアナウンスだった。
ストーリーも、さすが普通の芝居を書いている劇作家が書くだけあって、
古典とは全く違う話ではあったけれど、めっちゃ面白かった!
狂言って、本当に堅苦しくなくて、肩の力が抜けるような気楽なお芝居だ。
ちょっと前の席のほうでは、めっちゃ子供が笑ってたくらいやったし。
ごまのはえさんの話も、かなり面白おかしくて楽しかったのだけど、
土田さんの書いた話は、およそ狂言とは似つかわしくない話だった。
だって、1本目は、茂さんの一人芝居で、警備員のひとりごとなんだよ。
2本目は、ギャング一家に生まれた3兄弟のギャングの話。
だけど、どっちもやっぱり土田さんらしい話だった。
一生懸命で、だけどどっかがおかしくて、そのおかしさが楽しい。
ほんと、面白い舞台だった。
やっぱり、狂言はホント楽しいなぁ。もっと見に行けたらいいんだけど、
狂言って、1日だけとか長くて3日ぐらいしかやらないのが多くて、
しかも平日開催とかも結構多い。
そうなると、日程が合わなかったりして、なかなか見に行けないんだよね。
A嬢に頼んで、いろんな情報を教えてもらうようにしようかな。
狂言後は、A嬢と河原町をウロウロして、
小川珈琲のオサレカフェに行ったり、高島屋やマルイに行ったりして、
夕方頃、解散した。
たまたま、京都の呑み友だちに誘われたので、
そこからその友達と合流して、ガッツリ日本酒を呑みに行った。
はー、今日もめいっぱい遊んだなぁ。楽しかったし、面白かった!
久しぶりにお酒もいっぱい飲めたし、いい祝日だったわ。
« Hide it