すごくいい天気の土曜日。
この間手に入れた商品券を持って、
梅田でうろうろ買い物でもしようかなぁーと思っていたのだけど、
梅田に着いた時にふと思いついた。
映画でも観ようかなっと。
観たい映画があったんだよね。
小林聡美が出ている『マザーウォーター』。
京都が舞台で、いろんな人がそれぞれ生活しているという映画。
こういう感じの邦画が大好きなので、観たかったのだ。
梅田だったら、梅田ガーデンシネマでやってるのを調べたので、
梅田ガーデンシネマで、まず14:40~のチケットを買う。
映画の時間までは1時間半ぐらいあった。
お昼だったので、地下にあるお好み焼き屋さん”きじ”へ。
朝ドラを見てるとさ、お好み焼き食べたくなるんだよね!
ちょっと並んで待ったけど、しばらくしたら通されて、
豚玉を頼んで、サクサク食べた。
“きじ”のお好み焼き、さっくさくふわふわでおいしい!
だけど、私の後ろにすごくたくさんの人が並んで待ってたので、
なんだか落ち着けなくて、さっさと食べて出てきた。
外のドイツクリスマスマーケットをちょっと覗いてから、
映画館のロビーで30分ぐらい待ってから、映画を観た。
『マザーウォーター』は、『かもめ食堂』や『めがね』などと
ほとんど同じ感じの雰囲気。
# といっても『かもめ食堂』も『めがね』も見たことないけど。
京都の鴨川の近くに生活する人たちの日常が描かれてる。
丁寧にご飯を作ったり、お酒を飲んだり、珈琲を入れたり。
豆腐を食べたり、子どもと遊んだりしてね。
このシリーズは、フードコーディネーターが飯島さんなのだけど、
飯島さんのご飯って、いつもすっごくおいしそうなの。
この映画も、例にもれず、すっごくおいしそうだった!全部!
生活することって、食べたり飲んだりすることなんだよね、ホント。
それに、この映画に出てくる人たち。みんな、一人。
年齢もさまざまで、性別もいろいろだけど、
みんな一人で、自分で生活している人たちばかり。
だけど、その人たちがゆるーく地域でつながっている。
依存しすぎることもなく、自立しながら、ゆるーくつながってる。
そのつながりかたが、シンプルで、ほどよい温度で。
なんだかゆるーくみんなが流れて行っている感じがして、いい。
たいした事件も起こらず、人間関係がごちゃごちゃすることもない。
ゆるーく、それでいて、いい温度なんだよね。
これからどうなるのか、いままでどうだったか、なんて関係ない。
“今”をそのまま受け止めて、そのまま”今”を生きてるのだ。
この先もこのままなのかな、って考えたりするんだけど、
みんな、この先なんてどうなるかわかんない、と答えたりする。
そうなんだよね。
今を生きていれば、きっと先はつながってる。
この先どうなるかなんて、考えても心配しても、どうにもならない。
ただ、流れていけばどこかに流れて行って、どこかにたどりつくし、
ふと転がってみても、それはそれでなんとかなるもんなんだろう。
“今”を生きていけば、いいんだね。
そして、”今”に飽きたら、何かを変えればいいのだ。
この映画、今の私にはすごくベストな映画だった、と思う。
なんだか、いい気分で、梅田をうろうろしてから実家に帰った。
はー、明日はお母ちゃんとうだうだして遊ぼうかなぁ。
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