西九条から阪神なんば線の快速急行に乗り換えて一路三宮へ。
なんか、懐かしいルートだなぁ。
三宮から、新神戸オリエンタル劇場までの道のりも、めっちゃ懐かしい。
時間があったら、いくたロードとかで行こうと思っていたんだけど、
開演まであまり時間がなかったので、地下鉄の通る大通りを歩いて行った。
てくてく歩いて、13:45に新神戸オリエンタル劇場に着いた。
新神戸オリエンタル劇場もめちゃめちゃ懐かしい!なんか外観変わってる。
何年ぶりだろう、この劇場に来るの・・・。わかんないくらい久しぶりだわ。
久しぶりついでに、今日見に来たのは、演劇集団キャラメルボックスだ!
キャラメルボックスといえば、新神戸オリエンタル劇場だもんねー。
もう、大学時代は毎公演必死に見に来てた劇団だけど、
ある時期から観に来る意欲が減ったんだよね・・・食指が動かないというか。
今回は、めずらしく面白そうだな、と思ったので、チケットを取ったのだ。
役者さんたちも、ほとんど知らない人たちばっかりだなぁ。
客席について見ると、結構前の方だったけど、下手のかなり端っこだった。
なんか、この客席も懐かしいわ。
今回のキャラメルボックスは、
『無伴奏ソナタ』というSF小説が原作で、完全オリジナルではなかった。
SFって、宇宙だとか、魔法だとか、そんなものばかりだと思っていたけど、
今の時代とは違う未来の世界も、SFのジャンルになるんだねぇ。
幼少期の適性テストで、将来の職業が決められてしまう時代の話。
決められたものではあるけれど、それは適正が全て。
どれだけ音楽が好きでも、適性がなければ音楽の職業には就けない。
どれだけ好きでも、政府に禁止されていることをすれば処罰されてしまう。
適性とみなされた仕事なのだから、楽しくないわけではないんだろうけど、
私達からすれば全てががんじがらめで、息苦しく見える。
自分の適性に合った仕事に就ける、というのは幸せなのかもしれない。
けれどそれはある意味すごく残酷なことだ。
適性=好きなこと、じゃないことだってあるんだもの。
それに、自分の適性にあった仕事をやるだけ、という制度の中には、
自分ができることをするだけで、人と人の関わりはあまり無いような気がした。
自分の思う通りにできたから、自信を持つ、というのもあるけれど、
人に認められて、人に喝采されてはじめて、自信を持つこともあるのよね。
やっぱり人間は、人と人との関わりなんだな、と思ったりした。
原作モノだったから、オリジナルとはまた違った印象だったけれど、
役者さんたちは、やっぱりキャラメルだなぁと思った。
いい意味でも悪い意味でも。
ま、そんなところも、懐かしいなーと思ったりしたんだけどね( ̄ー ̄)ニヤリッ
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