いつも京都に行くときは、ほとんどが阪急で行く。
それはたいていの目的地が、河原町や烏丸だから。
今回の目的地は、東山の永運院というお寺。
聖護院や吉田近くの金戒光明寺にあるらしい。だいぶ上だ。
今回は大阪から直接行くので、京阪電車でいってみることにした。
京阪なら、神宮丸太町から歩いて20分ぐらいらしい。
おお、なんか初めてのルートかも!ちょっと楽しくなってきた。
地下鉄で淀屋橋に行き、淀屋橋から京阪特急に乗った。
京阪特急って、結構ゴーカな電車だよね。乗り心地もいい。
なんか、昨日あたりから風邪ひいちゃったみたいで、やたら眠くて。
しばらくは、あまり見慣れない外の景色を見ていたのだけど、
気づいたらガッツリオチてて、起きたらすでに京都だった。
三条で降りて、ホーム向かいにいた各駅停車に乗り換えて、
一駅、神宮丸太町の駅についたのだった。
地上に出ると軽い雨が降っていた。
雨のふるなか、まっすぐ東へ歩いて行くと、つきあたりが金戒光明寺。
てくてく歩いて行ったら、京大病院を超えて、聖護院に来た。
道の両脇には、聖護院八ツ橋の本店やお店がいくつかあって、
ふわっと八ツ橋のニッキの香りが漂ってきて、めっちゃ八ツ橋っぽいわー。
そして、聖護院門跡というものがあるのを、初めて知った。
・・・聖護院って、ただの地名かと思っていたら、シンボルがあるのね。
外からすごく大きなお堂(らしきもの)が見えたのだけど、
門を入ってみても、それらしい場所に繋がってそうな道がない。
ふとスマホで調べてみたら、拝観するには予約しないといけないらしい。
ちょっと残念・・・そうか、山伏の総本山なんだ、聖護院門跡。
ちょっと勉強になったわ( ̄ー ̄)ニヤリッ
それからまたしばらく東にまっすぐ歩いて行くと、金戒光明寺に到着。
“くろ谷”と書いた石碑があったりして、かなり大きなお寺っぽい。
正面の門をくぐって、歩いて行くと、がっつりシートに覆われたものが!
Σ( ̄[] ̄;)!・・・山門は平成の大修復中だった。
せっかく来たのになぁ。はたまた残念。
山門を迂回して、石段を上がって、金戒光明寺にお参りに行った。
はー、やっぱり大きなお寺は落ち着くなぁ。
ちょっと坂道を上がったところにある金戒光明寺からは、
遠く京都タワーまで見渡せて、なかなか景色のいい場所だった。
・・・ちょっと山門をおおってる囲いがジャマで見えないところもあったけど。
金戒光明寺のすぐ近くに今日のライブ場所、永運院があった。
こじんまりした門をくぐると、小さい建物がきゅっと隣接して建っていた。
ライブの場所は本堂だったので、座布団で自分の席を確保して、
スタッフさんに、ライブが始まるまで待機できる別部屋に案内してもらう。
この別部屋の前に、結構大きなお庭があって、すごく綺麗だった。
門から入った時には、奥にこんな大きなお庭があるとは思えなかったから、
ちょっとびっくりしたよ。
今日は昨日とはうってかわって、雨で寒い一日だったので、
暖房の入った別部屋でちょっとまったり、ライブまでの時間を過ごす。
そして15時過ぎ、ライブが始まった。
アンプラグド・ライブなので、ギターはもちろんアコースティックギター。
さらに、マイクも全くなく、ギターも生音なら、声もそのままの声だった。
うわー、ギターの優しい音に、高稲さんの優しい声がちょうどいい。
ギターの音が大きいわけでも、声の音が大きいわけでもなく、ほんとピッタリ。
鳥の声や外の音なんかも混ざりながら、凄くシンプルなライブを聴いた。
アンプラグド・ライブって初めてだったけど、これ、かなりいいわー。
2部構成で、いろんな曲を聴けて、さらにそれほど多くないお客さんたちと、
高鈴とで、みんなでアットホームにライブを楽しんだ。
第二部のころから、雨がまた強く降ってきて、雨音をバックに歌を聴いた。
なんだかそれもすごく高鈴らしくて、すごく優しいライブだったよ。
こんなアンプラグド・ライブ、またやってほしいなぁ!
ライブ後は、おみやげにオリジナル落雁をもらって、永運院を後にした。
せっかく京都に来たので、出町柳まで歩いてみようと思った。
雨の中、東山の住宅街を抜けながら、ひたすら歩いて北西方向へ。
途中、小劇場を観はじめた頃に通ったスタジオヴァリエの前を通ったり、
京大の吉田寮や西部講堂の前なんかを通った。
なんかほんと懐かしいなぁ!
このあたりはほんと良く通ったなぁ。周りは結構変わってるけど、
ヴァリエや京大はあまり変わってなくて、ほんと懐かしかったよ。
そして出町柳からまた京阪特急に乗って家まで帰ってきたのだった。
出町柳まで雨の中40分ぐらい歩いたから、さすがに疲れた。
野菜たっぷりの中華スープを作って、晩ごはんを食べた後は、
ささっとお風呂に入って、風邪薬飲んで寝ちゃおう。
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