なじみ深かった今津線の話だし、
映画の原作だということもあったし、有川浩はスキなので、
一気に読んでしまった。
もう、きゅんきゅんして、ほわーっとして、いい話だった。
それから活字欲がちょっとずつ復活してきたみたいだったので、
軽い文庫本を買おうと、本屋に行ってみた。
そこで、これも、映画の原作だというので題名だけは知っていた
『津軽百年食堂』という本を買って読んだ。
コレも一気に読める本で、ほっこりして、すごくいい話だった。
あとで映画のあらすじを見たら全然違う話になっていて、
ちょっと、いや、かなりがっかり・・・。
そのままの話でも全然いい話なのに、なぜムダにドラマティックにするのか。
だから、小説の映画化って、スキじゃないんだよね・・・。
小説とおなじストーリーだったら、映画も観ようかと思っていたのだけど、
あまりにも違うストーリーになりすぎていて、映画を観る気は失せた。
そこからちょっと古い時代の本が読みたくなって、
ふと本屋さんで気になった、『八朔の雪』という本を買った。
“みをつくし料理帖”というシリーズモノの1巻、らしかった。
今は5巻ぐらいまででているらしい。

『八朔の雪-みをつくし料理帖』 高田郁
これが、読み始めるとまぁ、ほんと、いい話なのよ!
江戸時代が舞台なのだけど、主人公は女性の料理人、澪(みお)。
料理人の話なので、もちろんいっぱい料理が出てくるのだけど、
これがまぁ、みんなおいしそうで!
登場人物みんなが、すごく波瀾万丈な人生を送っているのだけど、
昔の人らしく、辛抱・我慢、忍耐と人情、みたいなかんじでさ、
ほんと、感動モノなのだ。
もちろん恋愛や友情、親子に近所の人たちとのふれあいなんか、
江戸時代の町屋暮らしらしいストーリー展開で、
もう、なんだか一気にはまりこんでしまった。
読み始めたときは、はまりこんで一気読みしそうな予感がしたので、
もったいないからちょっとずつ大切に読もう、と思って、
ちびちび読んでいたのだけど、なんだかすごく先が気になる。
今週末はまったりする予定だから、一気に続きを買いに行きそうだ。
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