去年、お世話になった人が亡くなったと、昨日連絡がきた。
その人には去年初めてお会いして、いろいろと何度も相談に乗ってもらった。
初めてづくしの仕事だったから、その人のところに押しかけていっぱい相談した。
年齢も私の1、2歳ぐらい上ということもあって、すごく話しやすい人で。
いつも優しい笑顔で、迎えてくれて、いろいろと教えてくれた。
さらに、もともとWEBクリエイターだったからか、WEBネタでも盛り上がってたし。
亡くなった理由は病気のせいらしいけれど、なんだか全然実感がなくて。
また普通に会えると思っていたし。なんだか悲しいのかもよくわからない。
本当に”実感がない”というのが今の気持ち。
今日、仕事を午後からお休みにして、実家に喪服を取りに行ってきた。
喪服を持ってまた家に帰ってきて、着替えてお通夜に向かう。
なんだか、若い人のお葬式ってのは本当にツライなぁと思う。
もちろん年行った人のお葬式だってツライことにかわりはないんだろうけど。
遺影も去年会ったときと同じように、優しい笑顔で、私の知っている顔だ。
実感のわかないまま、ご焼香をさせてもらって、”ありがとう”と伝えた。
私なんて、去年ちょっと会っただけで、そんなに親密というわけでもなかったけれど
“そこにいけば会える人”がいなくなったということが、本当に悲しい。
頭のすみっこにある”よりどころ”みたいな場所がなくなったカンジ。
以前ウチの会社で働いていて、出産のために退職した人の子供が生まれたらしい。
知り合いのお通夜に参列した直後に、こういううれしいニュースを知ると
“輪廻転生”みたいなことを感じずにはいられない。
亡くなってしまう人、そして生まれる人・・・なんだかすごく不思議だなぁ。
こうやって人間は関わっていってるのかもしれない。
どんだけ時間が経っても、あいかわらず実感はわかないけれど
本当にお世話になりました。ありがとう。またどこかで会いたいと思う。