知り合いの役者さんが出るということで、観に行ってきました。
深津篤史の戯曲塾・ドラマリーディングシアター『私の場所』。
戯曲塾ということで、その塾生さんたちがそれぞれ書いた戯曲を上演する。
「ドラマリーディングシアター」ということで、みんなが本を読んでいく。
脚本を書いた作家さんがト書きを読んで、他の塾生さんがそれぞれの役を演じる。
50分くらいの中に4本の作品があった。
『私の場所』というだけあって、それぞれの作品にそれぞれの「場所」があった。
戯曲塾での成果発表、てなカンジのお芝居だったから、
戯曲自体も、作家さんの等身大な思いが見えた気がした。
脚本が書けない作家と仲間だったり
フリーターをしながら芝居をしている人と普通に就職している友達だったり
ネットに夢中の人とその彼女だったり
傷ついてる人とその友達だったり
みんななんだか、すごく近くて。
それぞれが自分の場所でもがいて、それぞれに一生懸命だったりする。
私は割り切って制作をしているつもりだけど、それは逃げだと思う。
正直、好きなことをするのは楽しいばかりじゃない。
そんな”ツライ”ところから私は逃げた。ラクなところだけをやってる。
“これでいい”と思うこともあるけど、
“こんな中途半端にやるんだったら辞めればいい”と思うこともある。
だけど辞められないんだよね…
“辞めればいいじゃん”と人には簡単に言っている私だけど、
結局は、同じように宙ぶらりんなんだろうなぁ。