soul of souls

ホテルを出て、スペイン坂を抜けつつ渋谷O-EASTへ向かう。
途中の”神南カレー”で欧風カレーを食べて、
すぐの坂道を上がると渋谷O-EASTだった。うわー、着いたー。
これから、今回の旅行の一番の目的、
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観るのだ。
壁には、森山ヘドウィグのポスターが貼られてて、
もう、それをみると、一気にテンションが上がってきた！！！
私のチケットは、フロントスタンディング。場所もライブハウスだし、
いくら肩掛けポーチといえども、きっとジャマになるので、
コインロッカーにすべてを預け、チケットとドリンク代だけを持った。
そして、開場！ぞろぞろと呼ばれる順番に会場に入っていった。

私の整理番号は37番。
中央ちょっと上手寄りの3列目ぐらいを確保した。
・・・前には、いかにもヘドウィグファンらしき、飾り立てた女子たちがいて、
その前には、舞台に続く階段が。お？ここ、降りてくるところじゃないかな。
てことは、かなり激近でヘドウィグが観れるかもしれない！Ｏ(≧∇≦)Ｏ

舞台が始まるといきなり、客席からイツァーク役の後藤まりこが登場。
もう、めちゃめちゃかわいいし、めちゃめちゃパワフルだ！
・・・ちょっと不思議ちゃんキャラだけど、なんかめっちゃかわいいじゃんか。
その後出てきたヘドウィグも、めちゃめちゃかわいかった！
森山未來は、結構骨ばってて男の子っぽい顔立ちだから、
どうかなぁと思ってたけど、
もう、めちゃめちゃかわいかったよ！きれいだったし！
衣装がえしてきた2個目の衣装がまためっちゃかわいくて！(ノ≧∇≦）ノ
上半身は結構筋肉ががっちりついてるけど、
足がめっちゃきれい！めっちゃ美脚！

内容は、もう、大人だねぇ～な内容。
ストーリーや設定からしてキワドイからねぇ。
『ロッキー・ホラー・ショウ』とはぜんぜん違うアダルトさだわ。
あれはどちらかといえばファンタジー、エンタメなんだけど、
ヘドウィグは、社会風刺とかが混じってるし、内容も更にキワドイんだよね。
ヘドウィグのライブを中心に、今までの人生を語っていくストーリーなので、
出てくるのは、ヘドウィグと、バンドメンバーと、イツァークだけ。
私たちはそのライブを聴きに来た観客という位置づけなので、
思いっきり盛り上がれた。

ただ、設定と歌詞に違和感が若干あったんだよね・・・初めて観たにしては。
超有名なミュージカルなので、もちろん歌（音楽）もオリジナルが存在してて、
それをがらりと変えるわけにはいかない。
ただし、訳詩、ということで、スガシカオが全編の訳詩を担当したらしい。
もともとの曲を変えたわけじゃないから、曲は原曲のままだと思うのだけど、
全部、スガシカオが曲も作ったんじゃないかと思えるぐらいだったのだ！
ま、激しい曲になると歌詞が聞き取れなくて、全部そうかはわからないけど、
聞き取れる歌詞の歌になると、かなりスガシカオっぽいの。
たぶん、言葉のつづり方というか、言葉のおき方がスガシカオなんだろうなぁ。

それに、もともとの設定はベルリンの壁に阻まれた世界の話みたいだけど、
それを、現代の日本にある、原発の壁という設定にして、
その壁の中（立ち入り禁止区域）での話という風にしていた。
その設定になんとなく違和感をずっと感じていたのだけど、
あとで、ツイッターとかの感想とかを読んでて、ちょっと気付いたことがあった。
たぶん、原発の壁だ、立ち入り禁止区域だという設定はでてくるけれど、
必要性があまりなかったんだよねー・・・壁だったら何でも良い的な。
それが社会風刺的に使える壁だから使った、みたいな。
そのあたりがちょっと違和感があったのは、たぶんその説得力だ。
原発の問題を使うのなら、それ相応の必要性をもっと出して欲しいなぁ。
そうじゃないと、ただネタとして使った、良い材料、という風にしか見えない。

ま、楽しかったからいいか。
森山未來も、後藤まりこも関西なんだよね、出身。
# 後藤まりこなんて、セリフがほぼ関西弁だったもの。
これは、大阪のZeppなんばは盛り上がるんだろうなぁ。
ああ、行くならやっぱりZeppなんばに行きたかったなぁ。
・・・ま、恒例の白馬合宿があるから、絶対いけないんだけどね。

ライブ後は、ホテルにチェックインして、
ちょっと休憩してから、渋谷のパンコントマテでパスタを食べた。
コンビニで酒を買って、ハンズで入浴剤を買って帰ってきて、
テレビ見ながら酒飲んで、風呂入って、のんびりしてすごした。
まだ21時過ぎだけど、めっちゃ眠いし、さっさと寝ようかなぁ。
そういえば、ここ数日寝るの遅かったしなぁ。
うーん、こういう余裕のあるスケジュールもいいなぁ。
散策し続けるのもしんどいしねー。これはこれでいいバカンスだわ。