soul of souls

ファンタジーなんだか、リアルなんだか

朝、いつもどおりの時間に起きた。
うーん、よく寝た!頭すっきり。
昨日の影響か、ちょっとまだ足は痛いけど、大丈夫だろう。
朝ドラみて、のんびり準備して、ホテルをチェックアウトした。
道玄坂下のエクセルシオールカフェで軽く朝ごはんを食べて、
渋谷駅西口のバスターミナルへ向かう。
ここから直通バスに乗って、六本木ヒルズへ向かうのだ。


六本木ヒルズ自体には全然興味が無いのだけど、
今日は、ここにあるギャラリーで開催されている
大英博物館 古代エジプト展』を見に来たのだ。
大阪で見損ねた”ツタンカーメン展”も上野でやってるけど、
なんとなくこっちのほうが来やすいし、気になったから来てみた。
荷物をコインロッカーに預け、展示されている52階へ。
おお、たっけー・・・展望デッキもあるんだね、ここ。
・・・でも、展望デッキ、値段高そう。見たいけど今日はナシだな。

そして、『古代エジプト展』を見た。
古代エジプトのいろいろなものが展示されてるのかと思っていたら、
一つのテーマに沿ったモノをひたすら展示していた。
それは、「死者の書」だ。
古代エジプトの人は、西の空に沈んでも必ず東の空に蘇る太陽のように、
人間も、死んでも必ずもう一度復活できると信じていた。
その、死んでから復活するまでの間、冥界を旅するのだけど、
その冥界で、審判をうける必要があるのだ。
その審判によっては、復活できないという決まりだったらしい。

復活できるまでの冥界の旅、手順。

  1. とりあえず、冥界の王”オシリス神”にご挨拶。
  2. 復活できるように、体をミイラにする。
    ミイラにするときは、心臓以外の臓器は別容器に保存する。
    (心臓は後で使う)
  3. 「口開けの儀式」を行う。
    このおかげで、空気が吸えて、物が食べられて、呪文が唱えられる。
  4. 呪文を使って、大気を吸うようにしたり、ワニや蛇を退治したりする。
    あらゆる呪文がある。
  5. オシリス神の前で、42個の罪に対して、「してません」と宣言する。
    (自分の心臓に、余計なこと言うなよ、と注意したりする)
  6. 心臓と、”マアト女神”を天秤にかけて、つりあうかどうか審判する。
    つり合わなかったら、頭がワニ・上半身がライオン・
    下半身がカバの怪物に心臓を食べられる。
  7. つり合ったら、復活できて、永遠の命を与えてもらえる。

なんか、いろんな困難を全部呪文で乗り越えるんだけど、
“死者の書”ってのは、その冥界の旅のガイドブックで、
こうゆうときはこうゆう呪文を唱えなさい、と全部解説されているのだ。
で、この死者の書ってのを、誰かが死んだらちゃんと作って持たせる。
なんか、すごい人間臭いよねー。
審判の時に、罪の告白をする時だって、
心臓に「余計なこと言うな」って言い聞かせたりするんだよねー・・・。
あきらかに嘘つく気マンマンやん( ̄ー ̄)ニヤリ
それに、永遠の命を与えてもらったとしても、
作物を育てたり、水牛をつかってたがやしたりとかするわけ。
死んでも労働をしないといけないんだけど、
時代が進んでいくと、この労働を軽くするために、
身代わり人形もたくさん埋葬するようになっていくのだ。
もう、働きたくないっていう気持ち全開やん’`,、(‘∀`) ‘`,、
ほんと、ファンタジーなんだか、リアルなんだか。
こういう古代信仰って、ほんと人間臭くて、好きなんだよねー。
古代エジプトの信仰も面白いなぁ。

展示のメインとなっていたのは、”グリーンフィールド・パピルス”という、
最大の死者の書で、最もキレイな死者の書と言われるものだった。
37メートルもある”グリーンフィールド・パピルス”を全部展示してあった!
じっくり全部見ていくと、ヒエログリフは読めなくても、
挿絵がずーっと書かれているから、結構面白い。
不思議な神様がいっぱい書かれていたり、場面が解説されていたり。
めっちゃ見応えのある展示品だったよ。
ま、他にもミイラや人形棺、護符なんかもあって、なかなか面白かった。
11時前ぐらいに入って、出てきたら13時だった・・・びっくり。
そらお腹空いてるはずだよ・・・。
ミュージアムショップで、”古代エジプト神様トランプ”を衝動買いして、
ヒルズの地下で、唐揚げの親子丼+とろろそばを食べて、
地下鉄に乗って、池袋に移動したのだった。
・・・後半に続く。

Share
Dieser Beitrag wurde am 月曜日, 03. 9月 2012 um 14:00 Uhr veröffentlicht und wurde unter der Kategorie Diary abgelegt. Du kannst die Kommentare zu diesen Eintrag durch den RSS-Feed verfolgen. Du hast die Möglichkeit einen Kommentar zu hinterlassen.

«  –  »

Writer



Name : charlie

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

Recent Entry

Recent Comment

Category

Tag Cloud

Search

Archive

Blog

Link

RSS PHOTO

QR Code

QR Code

メタ情報

Menu


Instagram

Flickr

あいかわらず、カッコイイ正面だ。祝!芸術監督就任!これからいっぱいきてくれるかなー。いま、満開なのは大きいツツジ!白に、濃いピンク、淡いピンク。ハチも大忙し。毎年恒例の天神さーん。真っ赤。霧島ツツジはもうそろそろ終わりかなー。今さらだけど、関帝廟の門!めっちゃいい天気やったから、青空に映えるわー。シープリンセスだって!ビルみてぇ!海鮮おこげ!

メタ情報

 

WP-Design: Vlad -- Powered by WordPress -- XHTML 1.0