今日は、制作仲間Mくんから頼まれた受付仕事の日だった。
場所は長堀橋にある劇場。うちから自転車で20分弱かな。
今回は、A級Missinglinkと三角フラスコの合同公演で、
三角フラスコが大阪に来れば、よく見に行く劇団でもあったので、
前回と同じく、一石二鳥で手伝いにったのだった。
今日のポジションは場内整理。お客様の誘導と席詰めだ。
今日は1ステージしかないので、見れないかなぁ・・・と思っていたけど、
がっつり客席に座って、仕事することもなく見ていいよ、と言われた。
やったぁ!O(≧∇≦)O
今日はお客様もいいお客様ばかりで、前の方に詰めて座ってくれるし、
“あいてる隙間を詰めてください”とお願いすると、
きゅきゅっと詰め合わせて、席を確保してくれたりもした。
うーん、楽な仕事だぁ~。
見せてもらった芝居は、合同公演だけあって2本立てて、
それぞれが”沈黙”というキーワードに沿って作った物語だった。
もちろん、311を背景に描いていたから少し悲しい芝居だったけれど、
残された人が、思いを抱えながらも前に進もうとする物語と、
これから何かを始めようとする人たちの話だった。
特に、三角フラスコのストーリーは、震災直後の3日間を描いた、
というだけあって、かなり生々しい戸惑いが描かれていて、
なんだかすごくきゅうっとした。
テレビでは映らない、イマドキらしい避難生活を描いたからこそ、
当事者らしいリアルさが胸にせまるストーリーだった。
終演後は、アンケートの回収や片付けなんかをして、帰ってきた。
家に帰るとまだ19時過ぎ。おお、早いじゃん。
ごはんを作って食べた後は、のんびりテレビを見て過ごした。
夜、NHK Eテレで、曽根崎心中のドキュメンタリーをしていた。
今、文楽で上演されている曽根崎心中は、近松オリジナルではないらしい。
江戸時代に上演禁止となったあと、昭和30年頃に復刻されたものらしく、
場面やセリフが省かれていたりするらしかった。
その曽根崎心中のオリジナル版を、文楽で上演するという試みで、
しかも、その上演は、現代美術家の人が演出などをするというのだ。
文楽って、2次元の世界なんだよね。
人形は上手下手にしか移動しなくて、奥行きの移動は基本的にはない。
# せいぜい出ハケぐらい。
これを、奥行きのある舞台の奥から手前に向かって歩いてくるとか、
人形師も黒子になって、真っ暗闇で人形だけが動いているように見せるとか、
3次元でめっちゃ現代劇っぽく上演するというのだ。
太夫さんや三味線の人、人形師さんはもちろん本職の人たちがやってて、
簑助さんが徳兵衛をやって、勘十郎さんがお初をやっていた。
テレビで見てたら、さすが現代美術家の舞台というだけあって、
ものすごく綺麗で、ものすごく情緒的で幻想的なすごい舞台だった。
でっかい舞台に、小さい人形がすーっと動いていく。
もともと文楽人形はキレイなのだけど、それがさらに強調されていたかんじ。
こんなんやってたん、知らんかったよぉ~(≧д≦)
# ま、神奈川だけでの上演だったらしいけど
これ、再演しないんだろうか。再演してくれたら絶対見に行くのに!
・・・というか、近松オリジナルも文楽劇場でやってくれないだろうか。
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