soul of souls

仕事終わりに帰ろうと思ったら、営業部長に呼び止められた。
呑みに行こう、と誘われた。
実は私、来年1月から営業に戻ることが確定したのです。
なので、営業さんと、引っ越しの相談をしていたら、
呼び止められた、というわけだった。
特に予定もなかったので、ま、いっか、ということで、
久しぶりに営業さんたちと呑みに行くことにした。

出張できていた東京の営業さんと、営業部長と、
つかまえた大阪の営業さんと、私の4人。
会社近くの呑み屋さんにはいって、
ワイワイしゃべる、呑む、しゃべる。というか、しゃべりっぱ。
今の営業部長は、私が異動してから営業部に移った人。
1回だけ、一緒に会議して呑みに行ったことがあるけど、
営業部長として、ガッツリしゃべるのは初めてかも。
一緒にワイワイしゃべっていると、なかなか話しやすい人だった。
23時ぐらいまでワイワイしゃべって呑んだ後、帰ってきた。
なかなか楽しい呑み会だったよ。
営業の時はこんな風によく呑んだし、よくしゃべっていたなぁ。
ひさしぶりに、営業的な呑み会をしたカンジがしたよ。

1年ちょっと前、営業から今の部署に異動したときは、
営業にいた数年は、なんだったんだろうって、ものすごく落ち込んだ。
私がやってきたことは、営業にはいらなかったのか、と思った。
やっとその落ち込みから解放されて、
今の部署で、自分の居場所も役割もできた頃に、
また戻ってくれと、言ってきたのだ。
あのときの異動の理由もわからない、とも。
今は、私のチカラが欲しい、という。

異動した頃は、”異動は間違いだった。やっぱり戻ってほしい。”
なーんて、ことを期待していた時期もあった。
だけど、1年経つと、そんな気持ちもやっと落ちついてきて、
新しい場所と、新しい仕事でやりがいも感じてきた。
そんな時だったのに。
実際、戻ってきて欲しいなんて、いわれると、めっちゃ動揺した。
だんだん手が震えてきて、どうしたらいいかわからなかったぐらい。
頭がまったく回らなかった。
・・・元彼に復縁を迫られた、というカンジだね。まさしく。

本当に会社ってのは勝手だ、とすごく思った。最初は悩んだ。
だけど、これは、私の能力を見込んでくれてるからじゃないか。
呼ばれるウチが花、じゃないのか。
所詮、サラリーマンなのだから、断ることもできないわけだし。
それなら、思いきってまたイチから出直せばいいじゃないか。
と、思うことにした。

今の部署に移ったときに、思いきっていろんなモノを捨てた。
営業関連のメールも一切見ないようにしたし、気にしないようにした。
そのおかげで、新しい仕事に向けて気持ちを切り替えていけたから。
そうして、新しい仕事だけをみて1年過ごしてきたのだ。
もちろん、同じ1年が営業にもあったはずだ。
またイチからやり直して、イチから作り直そう。
1年間、電話も出てないから、営業感覚もなくなってるしね。

今の部署の人に、この1年、私がすごく変わったと言われた。
ま、もちろん良い方にね。
今の部署にいた1年間で学んだこと、覚えたこと、変わったことを、
来年から生かしていけるようにしよう。
変なプライドも、変な過去歴も、さっぱり無くしてね。
謙虚に。あせらず、ゆっくりね。周りをゆっくり見よう。