入り口でチケット代を払い、チケットをもらう。
横に袋を持った人がいたので、あ、土足禁止だ!と気付いた。
はー、よかった・・・脱ぎやすい靴はいてきておいて。
袋をもらい、能楽堂へ。
本当に家みたいで、玄関から廊下をあるいて、つきあたりまでいくと、
ふと広い広間が見えた。
わー、すげー、部屋の中に家があるぅぅぅっ!
茅葺の屋根に、渡り廊下。舞台の下はコンクリートと石の基礎がある。
もちろん、舞台の周りには砂利がひかれていて、
砂利の上に板とゴザがひかれてあって、そこに座布団があった。
おー、これぞ、伝統的な桟敷席!
2列の桟敷席の後ろは、一段高くなった所に畳敷きのエリアがあり、
そこにも座布団の桟敷席が2列あった。
あとは、ベンチ椅子が置かれた椅子席が並んでいた。
おー、なんだかすげー。
一段高くなった所の桟敷席、舞台の角近くを陣取って座る。
舞台がまん前に見えるすごくいい席だ。
・・・やべー、これは、寝られないな・・・(^_^;)
でも、せっかく能楽堂に来たのだから、
迫力が感じられる席に座りたいしね。今日はおのぼりさん的に!
座ったらすぐに、スタッフの方が、振る舞い酒を渡してくれた。
おー、日本酒だぁ。すっげーすっきりして飲みやすい!
・・・やべー、日本酒なんか飲んだら、寝てしまう・・・(^_^;)
そして、ドキドキの開演時間。
12時になると、すぐに舞台に人が入ってきて、演目が始まった。
そのあとも、どんどん演目が進んでいく。
今日の演目は、こんな演目だった。
- 素謡「神歌」
- 能「弱法師 盲目之舞」
- 狂言「酢薑」
- 能「山姥 白頭」
舞台を見ていくのだけど、うーん、歌詞がよく聞き取れない。
文楽みたいに字幕があるわけじゃないから、歌詞がわからん。
歌詞がストーリーなのに、それがわからんのよ。
しかも、能になると、太鼓や笛も入ってくるから、
太鼓をする人たちのヨーッとかホーッとかいう掛け声で
よけいに謡の歌詞が聞こえない。
・・・ぶっちゃけ、謡より太鼓の掛け声のほうがでかいんだもの。
そっか、だから客席でみんな、謡本を見てるんだ。
今度からは謡本をゲットして、謡本と一緒に見ないとダメだな。
それと、能楽堂って室内だから暖かいのかと思いきや、
暖房は入ってるんだけど、下からすごく寒い冷気がたまってきて、
すごく底冷えするのだ。めっちゃ寒い。
・・・これは、今度からは寒さ(底冷え)対策をしないとダメだな。
演目はそれぞれおもしろかったのだけど、
歌詞がわからないからよくストーリーがわからなかった。
途中で、公演のチラシをゲットして、あらすじはわかったけど、
詳しいストーリーを知るには、謡本が不可欠だ、こりゃ。
でも、やっぱり迫力はあったなぁと思う。
・・・じゃっかん、オチちゃったけど(^_^;)
それに、狂言は文句なしにおもしろかったしね。
文楽みたいに、能や狂言も続けていくことで慣れて、
なんとなくストーリーとかもわかるようになるような気がするしね。
口語体じゃなく、”候”とかを使う文語体で謡うので、
慣れないとなかなか意味がわからないんだもの。
いやー、なかなか面白い体験だった。
今度は違う能楽堂にも行ってみて、いろいろな演目が見たいわ。
今日、初観劇したことで、なんとなくの対策はわかったしさ、
今日感じた対策を、次回の観劇につなげないとね!
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