で、昼過ぎ、家を出ていつも通り国立文楽劇場へ。
2010年一回目の本公演だから、新春演目。
しかも今年は25周年らしい。
1本目は、”二人禿”。二人の禿が正月らしい踊りを踊って遊んでいる。
羽子板したり毬つきしたり、真っ赤な着物とかわいい簪で、すごくかわいい!
内緒話したり、羽子板の羽を上へ打ち上げた!と思うと消えてたりして、
手品みたいですごくおもしろくて、すごくかわいい演目だった。
2本目は”彦山権現誓助剣”(ひこさんごんげんちかいのすけだち)。
これもまぁまぁおもしろかった!
ぶっちゃければ、たまたま目の前で助けた人が、自分の恩人の関連で、
その恩人の仇打ちをするまでの話なんだけど、
実際、仇打ちをするってところまで、ストーリーがなかなか進まなくて。
最後の”切”がすごく長くて、その”切”で一気にストーリーが進む。
そこに出てくる娘さんがすごくかわいかった(≧∇≦)
3本目は”壺坂観音霊験記”(つぼさかかんのんれいげんき)。
これもなかなか、おもしろかった。
盲目の夫とその人を支える妻がいるんだけど、
妻が観音様に、眼が治りますようにって願い続けてる。
だけど全然治らなくて、悲観した夫が崖から飛び降りるんだけど、
人形をね、前向きに崖からポイッと落とすのよ!
そのあと、妻も後を追うんだけど、それも同じ、ポイッって。
普通、歌舞伎とかなら、後ろ向けに舞台の後ろに落ちるのに、
人形だからか、舞台の前に前向きにポイッ!結構びっくり。
さらに、そのあと、岸壁から観音様が神々しくスーッとでてきて、
生き返らせて眼も治して、スーッと消えていくのよ!
まー、音までヒュードロドロ的で!結構おもしろかった。
今回は、時代背景がわからないような時代ものがなくて、
結構おもしろい話ばかりだったので、一度もオチずに見れた!
そういえば、初めて文楽を観に行ったのも去年の今頃。
2年目にして、やっと楽しめるようになってきたのかも( ̄ー ̄)ニヤリッ
おもしろかったー!
次回は”妹背山女庭訓”(いもせやまおんなていきん)の通し狂言だ。
予告のチラシに書かれているストーリーを見たら、
大化の改新前、入鹿全盛時代のロミジュリ的な悲恋話と
天智天皇と鎌足の大化の改新前夜っぽい話のようだ。
おお!文楽といえば、平家物語とかの時代が一番多いと思っていたけど、
めずらしく大和の話なんかがあるんだ!
そういえば、今年は平城遷都1300年だしね。そのせいもあるらしい。
おお!これは、ぜひ見に来なければ!
・・・といっても、さすがに通し狂言は無理なので、
# 去年やってへろへろになったので・・・(;^_^A
ロミジュリ的な悲恋話が見たい!と文楽仲間A嬢にリクエストしてみた。
いやー、楽しみ、楽しみ。
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