今日は、ブリーゼブリーゼで、『燕のいる駅』を観る。
ほんわかしたストーリーかと思っていたら、
世界の終わりを描いている話だった。ちょっとびっくり。
とある駅で、列車を待つ人たちと、駅員さんたち。
いきなり連絡もなく、列車が来なくなり、途方に暮れている。
そこは、「日本村」と言われる日本人ばかりが住む集落で、
そこの住人たちはほとんど、さっきまで来ていた列車に乗って、
この集落から出ていったので、街には人がほとんどいない。
いわゆる、ゴーストタウンになっていた。
最後に来るはずの列車に乗って、この集落を後にしようとしてたけど、
その最後に来るはずの列車がこなくて、取り残される人を描いてる。
駅員さんが2人、売店の女性が1人、そしてお客さんが3人。
最初は、のんびりして、ツバメの巣なんかを気にしたりもしていたのに、
列車に関する連絡は全然ないし、空には不気味な雲が浮かんでいて、
その雲が発生したら、世界が終わるんだ、なんていう情報も入ってくる。
街は相変わらずのゴーストタウンで、不安はどんどん増してくる。
“世界が終わる”だなんていうと、
SF的な物語や、ハリウッドみたいなドンパチを想像するんだけど、
きっとそれは物語であって、きっと私達みたいな平凡な人たちは、
いい天気で、情報もなく、知らない間に世界が終わるのかもしれない。
そんな1日だったとしても、人間は目の前のことに一生懸命で、
ツバメの心配をしたり、カレーパンの話をしたり、
好きな人と一緒にいるだけで楽しい、なんていう普通の日なのだ。
世界が終わるとしたら、きっとこんなふうに終わっていくのかもしれない。
ゴーストタウンも、今となっては物語でもなく、身近に感じる。
なんだか、ある意味異様にリアルで、そしてすごく切ない物語だった。
私があの場所にいたら、一体どうするんだろう。
世界が終わるかもしれないという不安の中で、一刻一刻を過ごせるかな。
・・・きっと、考えるのも嫌になって、ふて寝しそうだけど( ̄ー ̄)ニヤリッ
考えるだけで、なんだかすごく怖くなるね。
たぶん、震災や原発事故とかがあったから、
こういう情景が、物語の中だけじゃなくなったからかもしれない。
だけど、一人じゃなくて、好きな人がいたら、それだけで救われるのかな。
芝居を見終わった後、カレーがすごく食べたくなった。
主人公がカレー星人で、毎日カレーパンを食べるというエピソードがあった。
主人公と同じようなカレー星人の私としては、カレーが食べたくなるよね!
てことで、帰り道に、ピッコロカレーに行って、チキンカレーライスを食べた。
うーむ、ピッコロのカレーも、欧風カレーで美味しいんだよね~。
しかも、ミニサイズってのがあって、ちょうどいいサイズなんだよ、これが。
ちょうどいいサイズなのに、お得という、めっちゃいいメニューなんだわ。
食べたかったカレーも食べたし、舞台も面白かったし、いい1日だったわ。
あ、そうそう。
『燕のいる駅』で、ハンバートハンバートの曲がガッツリ使われた。
舞台の最初は「待ち合わせ」だったし、中盤で「日が落ちるまで」が流れて、
ラストは「さようなら君の街」が使われてた。
確かに、なんとなくハンバートハンバートって、終末感漂う歌も多い気がする。
めっちゃピッタリあってて、このために作られたのかと思うほどだった。
ハンバートハンバートファンとしては、かなり嬉しい使われかただったなぁ。
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