さ、週末の朝。今日は、またまた芝居を2本はしごする予定。
いつもどおりに起きて、朝ごはんを食べて着替えて、
ちょっとまったり珈琲とか飲んだりしてから、10時頃家を出た。
行先は、吹田にあるメイシアター。
メイシアタープロデュースの『牡丹灯籠』を観に行くのだ。
メイシアターなんて行くの、ホント久しぶりだ。
御堂筋線の西中島南方から阪急に乗り換えて、北千里線で吹田まで。
駅を降りて目の前にメイシアターがあった。
劇場へ入ってみると、横広の円形の劇場で、
椅子がベンチ型のソファ。ちょっとクッション性があって、いい感じ。
しかも、前から2列目の真ん中寄りという、いい席での指定だった。
しかも、舞台がキワキワまで迫ってきてるから、舞台も近かった!
「牡丹燈籠」って、題名は知ってたけど、内容は知らなかった。
なんとなく、文楽だの歌舞伎だのの脚本かな、と思ってたんだけど、
実は、三遊亭円朝という人が描いた、落語だった。
# 後に歌舞伎にはなってるらしいけどね。
「四谷怪談」とか、「番町皿屋敷」とかとあわせて、日本三大怪談らしい。
メインのストーリーは、ある若い美男なおサムライさんのところに、
牡丹の灯籠を下げた女中と一緒に、夜な夜な通ってくる娘がいる。
でも実は、その娘と女中は幽霊だった!・・・という話なんだけど、
これ以外にもいろんな話がからみ合った”群像劇”だった。
登場人物がめちゃめちゃ多い!しかも、それぞれが微妙に関係してるのだ。
そのめちゃめちゃ多い登場人物を、20人弱の役者で演じていたので、
もちろんたいていの役者さんは2役、3役はこなしてた。
ま、そのへんは、わかりやすいように、手ぬぐいを巻くとか、
パーカーのフードをかぶるとかで、工夫はしてたんだけど、
一瞬、これ誰だ!?と思うことがあったりした。
いろんな人が、いろんなストーリーで進んでいくのだけど、
どのストーリーも、それだけで物語がひとつ書けそうなものばかり。
人間くさくて、リアリティがあって、ドロドロしてて、おもしろかった。
舞台も、細い竹が何本も天井から吊るされているのだけど、
描写もきれいだし、当たって響く竹の音なんかもよかった。
ま、気になるところはちょこちょこあったとしても、
全体的にはストーリーと美術に圧倒されたというカンジかな。
いやー、なかなか面白かった。
これもいわゆる古典だと思うけど、古典ってやっぱり好きだわ。
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