夢の七ツ寺共同スタジオでの芝居。
関西以外の劇団を本拠地で観る、というのが夢の一つで、
東京ならスズナリ、仙台なら10BOX、札幌ならコンカリーニョ。
そして、名古屋なら七ツ寺共同スタジオで観るのが夢だった。
そのうちのスズナリとコンカリーニョは夢が叶ったのだけど、
今回は、とうとう七ツ寺共同スタジオの夢が叶うのだ。
しかも、もう一度観たかった『真夜中の弥次さん喜多さん』で!
もう観れないと思っていた”弥次さん喜多さん”がもう一度観れるなんて!
しかも、七ツ寺共同スタジオで!最高のとりあわせだよ!(≧∇≦)
七ツ寺共同スタジオに行って受付をすますと、整理番号が6番だった。
初めて”弥次さん喜多さん”を観たときは、
今はもうなくなってしまった精華小劇場に開演直前に入ったので、
前の方の端っこあたりの桟敷席だったんだよねー。
今回は、前から3番目の、一段高くなったところの、ど真ん中をゲット。
もう、サイコーじゃないかぁ~~~(≧∇≦)
そして芝居を観る。
あいかわらず、2人の役者さんの力量がスゴイ。
やっぱり圧倒される。
セリフの応酬でも、へらへらしようとも、スルスルしゃべろうとも、
隙のないセリフ回しと動作と、リズムが一切狂わないやりとり。
もう、隙ひとつない動作とセリフがものすごかった。
もちろん、あれよあれよとセリフは進んでいく。
行きつ戻りつ、繰り返し、そしてだんだん不思議な世界に連れていく。
この芝居のすごいところは何度も同じセリフや場面を繰り返すところだ。
モノがあったりなかったりしながら、何度も同じことを繰り返す。
繰り返しても全然ぶれない役者さんの技量がスゴイんだよね。
動作やセリフを1回目から2回目、2回目から3回目、と繰り返すことで、
どうしてもやり方が変わっていってしまいそうなものなのに、
それが全然変わらない。
繰り返しているということがまったくわからないくらい変わらない。
観てるこっちは何回目なのかわからなくなって、
挙げ句の果てには、どこにいるのかわからなくなってくる。
そして、リアルな世界からリアルじゃない世界へ連れていってくれるのかも。
さらに、舞台の仕掛けは相変わらず手品のようだった。
去ったと思ったら思いがけないところからぬっと登場するし、
セットにもいろんな仕掛けが盛りだくさんで、
いろんなものが、知らないうちに変わったり、戻ったりしてるし。
あっというまの100分間だった。本当に面白かった。
この芝居は本当に傑作中の傑作だと思う。
生で観れたことが、将来ずっと自慢になるような舞台だと思う。確実に。
できればずっとやり続けてほしいと思うけど、そうはいかないのかなぁ。
でも、もう一度観れるとは思っていなかったので、本当に嬉しかった。
本当によかったよぉ~、観に行けて!
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