soul of souls

10年経ったんだ!

私が演劇を始めたのは、中学生の時だった。
小学生の時に、ちょっとはまりだしていたのだけど、
それは、お姉ちゃんの影響だった。
そして、中学になって、迷わず演劇部に入った。
入った演劇部では、先輩がみーんな宝塚ファンという中、
宝塚にも、もちろん染められていったのだけど、
もう一つ出会ったモノがある。
それが、鴻上尚史と、第三舞台だった。


その頃は小劇場演劇が盛んな時代で、
既製の台本といえば、北村想、野田秀樹、そして鴻上尚史だった。
# もちろん、別役実や、如月小春もあったけどね。
特に、鴻上さんの本はすごく面白くて、めっちゃ好きだった。
・・・といっても、中学生の私に内容がちゃんと理解できたかといえば、
目先の面白いセリフにばかりとらわれて、理解できてなかったと思う。
高校生になる頃からは、成井豊、キャラメルボックスという、
また今までとは全然違う系統の芝居が現れてきて、
私が高校演劇にどっぷりはまっていた頃は、
高校演劇では、成井豊全盛期、というかんじだった。
野田秀樹や鴻上尚史のような、面白いのだけど難しい、
なんていうか、すごくパワーのいる、ガツンと来る芝居というよりも、
わかりやすくて、高校生にもやりやすい芝居が流行った。
私も、もちろん成井さんにはまっていたひとりではあったのだけど、
鴻上さんや野田さんみたいな芝居も大好きだった。

高校までは、芝居を生で観に行ったことはほとんど無かった。
その頃には、第三舞台といえば、チケットの取れない劇団で有名だったし、
台本が本屋さんで売ってるような劇団のチケットなんて、
雲の上の存在みたいで、チケットなんて無理、と思っていた。

そして、大学生になったとき、第三舞台の公演があった。
一念発起で観に行こうと思った私は、
始発の電車に乗って、3駅先のチケットぴあに並びに行って、
第三舞台のチケットを取った!めっちゃ嬉しかった。
そして、初めて第三舞台を生で見た。
あれは、”スナフキンの手紙”だった。
中学や高校のころ、ちんぷんかんぷんだった鴻上さんの台本だったけど、
大学の時に観たら、なんだか全然違う感覚で受け取れることに気づいた。
といって、いいたいことが全部わかったわけでもないんだけど、
何かが届いた、何かが見えた、ような気がした。ビックリした。

“朝日のような夕日をつれて’97″を観たときは、忘れない。
今では、第三舞台のDVD-BOXなんてのもあるけど、
そのころには、舞台のビデオはでていなかったと思う。
かろうじて、10周年記念のダイジェスト盤みたいなビデオを持ってて、
それでなんども見た”朝日”のオープニングを生で観たとき、
ぶわーっっっっっっと鳥肌が立って、第三舞台を観てることを実感した。
ものすごいパワーを受けたことは、今でも覚えてる。
なんだか、世界について、物事について、ぼんやりと感じていたことを、
言葉で、パワーで、次々と投げつけられた、そんな気がした。
ものすごいパワーだった。天才だこの人たち、と思った。

そして、2001年の”ファントム・ペイン”で10年間の封印を宣言したとき、
10年後の自分がどうなってるのか、まったく想像できなくて、
その頃の私には、10年という年月がとても長く感じたものだった。
そして、気づいたら、今年、その封印の年から10年が経っていた。
第三舞台が今年復活公演をする、というニュースを先日知った。
うわ、そうだ、10年だ。10年経ったんだ!(≧∇≦)
実家に帰ると、DMが届いていて、
鴻上さんの別の劇団”虚構の劇団”の情報と共に、
今年の11月には、第三舞台の復活公演をすると書いてある!
やったぁ!本当に復活するんだ!
そして、今日、第三舞台の復活公演に関するサイトもオープンした。
キャストをみてみると、第三舞台のオリジナルメンバーが!
筧さん、小須田さん、長野さん、山下さん、筒井さん。もちろん、大高さんも。
そして、高橋一生!おお!ガス人間第一号にでてた人だぁ!
おー、本当に復活するんだぁ・・・と実感できてきて、ものすごく嬉しい!

でもさぁ、一体どれだけの人がこの復活を待っていたか・・・。
ただでさえチケットの取れない第三舞台だったというのに、
今まで以上にチケットが取れないに違いない。やばいなぁ。
どうしても観たいけど、チケット、取れるのかなぁ。取りたいなぁ。
あー、早すぎるのはわかってるんだけど、不安だ。
今から不安になっても仕方ないんだろうけどね・・・(;´▽`A“

あー、第三舞台がまた観たくなってきた。
劇団員K君がDVD-BOXを持ってるからさ、借りようかなぁ。
# 買えよ、自分( ̄ー ̄;

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Dieser Beitrag wurde am 金曜日, 28. 1月 2011 um 23:06 Uhr veröffentlicht und wurde unter der Kategorie Play abgelegt. Du kannst die Kommentare zu diesen Eintrag durch den RSS-Feed verfolgen. Du hast die Möglichkeit einen Kommentar zu hinterlassen.

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あいかわらず、カッコイイ正面だ。祝!芸術監督就任!これからいっぱいきてくれるかなー。いま、満開なのは大きいツツジ!白に、濃いピンク、淡いピンク。ハチも大忙し。毎年恒例の天神さーん。真っ赤。霧島ツツジはもうそろそろ終わりかなー。今さらだけど、関帝廟の門!めっちゃいい天気やったから、青空に映えるわー。シープリンセスだって!ビルみてぇ!海鮮おこげ!

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