soul of souls

夢だった観劇

土曜日, 18. 4月 2009 von charlie

はじめて”小劇場演劇”というものにであったのは、
私が中学一年生のときの、NHKの深夜舞台中継。
劇団離風霊船の「ゴジラ」をスズナリで録画したものだった。
それ以来、スズナリで芝居を見るのが、夢だった。

今回、東京出張にかこつけて、公演予定を探してみたら、
なんと!劇団離風霊船がスズナリで公演しているじゃないか!
これはなんと、絶好のチャンスではないか!
ということで、チケットを取っておいた。

思っていたよりもこじんまりとした劇場で、客席が急勾配。
パイプいすに座布団で、座りにくくはないけど、ホント狭いねー。
でも、いいカンジのこじんまりさ加減で、結構スキな広さだわ。
私が座っていた場所も、後ろから1/3ぐらいのど真ん中。
とても見やすい場所だった。
・・・ただ、クーラー直撃、ちょっと寒い・・・。

芝居の内容は、悪くはなかったのだけど、
ちょっと、無駄が多かったかんじがした。
あまり背景がよくわからない、というか書ききれてないカンジ。
小劇場らしいといえば、小劇場らしいのかなぁ。
ちょっと内輪ウケっぽいところがあって、もったいなかった・・・。
ロッキーホラーショー的なカンジがすると思えば、オペラ座の怪人だし。
そういうキャラでいったなら、そのまま引っ張っていけばいいのに、
途中から変にリアルになっていったりするし・・・。
うーん、もったいないなぁ。

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長かったけど。

土曜日, 11. 4月 2009 von charlie

義経千本桜
文楽4月公演 『義経千本桜』

見てきました!義経千本桜。しかも、朝から晩まで。
文楽を知らなかった私でも、この題目は知ってた。
しかも、抜き出して一部だけ上演するんじゃなくて、通し狂言。
午前の第1部で、初段と二段目。午後の第2部で、三段目と四段目。
第1部で約4時間。第2部は約5時間。
朝の11時からずっと21時まで、国立文楽劇場にカンヅメだった。
長かった・・・さすがに。ずっと座ってるから、オシリが痛かったよ。
ちゃんとした劇場の椅子でも、9時間弱座ると、痛くなるんだねぇ。

さすが三大演目の一つ。スケールが大きいし、娯楽作品で、きれいだった!
前回よりは、ちょっとだけでも文楽について勉強してきたから、楽しかった。
義経というから、ずっと義経が主人公なのかと思いきや、
主人公は、義経じゃないのよね。
密かに隠れて義経への復讐を狙ってる平知盛だったり、
平維盛をかくまってるすし屋の息子だったり。
静御前に付き従ってる家来が、実は狐だったり。
すごくきれいな人形で、すごく優雅なんだけど、
たまに動きがコミカルだったり、妙に人間くさい動きをしたりするのね。
しかも、最後は人形が、人形遣いさんもろともフライングしてました!
いやー、こんな歌舞伎ばりなしかけもあるとは!(≧∇≦)
満開の桜一面の空へ、人形が飛び立っていくのだ。すごかったー。
なんか、ドラマティックで、娯楽性にとんだ演目だったわ。

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ミュージカルだわー

日曜日, 15. 3月 2009 von charlie

ずっと観に行きたかった映画を観に、パークスシネマへ行く。
# 勉強そっちのけだ・・・(;^_^A
mamma_mia
マンマ・ミーア!

公開すると聞いていたときからずっと見たかった映画。
ずいぶん前に、劇団四季がロングラン公演をやっていて、気になってた。
だけど、どうも日本人が外人を演じることに違和感があったので、
映画になったと聞いたとき、これは行かねば!と思ったんだよね。
映画なら、ロケーションもばっちりだし!

で、観ました。
いやー、ABBAサイコー!(≧∇≦)ノ
ストーリー的に微妙なところは一部あったものの、
ちょっとグッとくる、いい話だった。
ミュージカルらしく、歌もダンスも満載で、
「ダンシング・クィーン」のシーンなんか、すごく爽快だった。
ABBAの曲って、イイ曲いっぱいだよねぇ。
もう、サントラが欲しい。
映画観終わってから、ずっとABBAがエンドレスで回る回る・・・。
しかも、一曲歌えるわけじゃないから、サビのみがエンドレスで。
こりゃ、サントラ買うべきよね( ̄ー ̄)ニヤリッ・・・買いに行こう。

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いろんな要素

土曜日, 14. 3月 2009 von charlie

この間、ふらふらとネットを見ていて、
ラックシステムの公演があったのを見つけた。
・・・そういえば、このチラシ、どっかの公演で見たよ・・・。
ラックシステムといえば、わかぎゑふが主宰する劇団。
大阪のちょっと古い時代を描く、レトロな芝居が持ち味の団体だ。
“お”が付くシリーズで、「お正月」とか「お見合い」とか。
私は、「お正月」と「お見合い」と「お祝い」と「お願い」を観た。
個人的には、今まで観た中では、「お正月」がお気に入りだけど、
ストーリー的には、「お祝い」も結構いい話だった。

で、今回は久しぶりの新作、「お弔い」だった。
・・・なんか、今世間をにぎわしてる「おくりびと」っぽいのかと思ったけど、
全然違う話で、まぁまぁ面白かった。
とある女性が交通事故で亡くなったので、
身寄りのないその女性の部屋を片付けにやってくる。
片付けにきたのは、女性が勤めていた会社の社員と大学生。
といっても、二人ともその女性とは面識がないのだ。
たいした遺品もなく、ただの寂しいオバサンの一人暮らしかと思っていたら、
狭い部屋の一角に隠し部屋が見つかって、
その部屋には、戦前の中国のスターで、戦後、失踪してしまっている女優の、
衣装や写真がどっさりと飾られていたのだ。
・・・その死んだ女性と、失踪している女優の関係はなんなのか、
それとも、その死んだ女性が、失踪していた女優だったのか・・・。
そんな憶測が飛び交っていく、ストーリーだった。

・・・なんだか、”嫌われ松子の一生”と、”李香蘭”を足して2で割ったかんじ。
いろんな要素が混じり合ってるカンジだね。
みんな、すごくいい役者さんたちで、もちろんうまいし、話も悪くないんだけど、
なんだか、よく見たような話という感覚がちょっとぬぐえなかったなぁ。
時代は、戦後10年目の、昭和30年頃で。
まだ大人たちにも子供たちにも、戦争の記憶が残っている時代。
戦争の記憶を持ちながら、戦後生きている人たちの話だ。
リアリティがないワケじゃないけど、ちょっと弱いカンジがしたかな。

でもまあ、面白かったから、満足した。うん。

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リアルな感情がすごい

土曜日, 28. 2月 2009 von charlie

ずっとやってみたかった関西じゃない劇団の本拠地公演観劇。
本拠地での公演を観てみたかった劇団の一つで、
今、一番観たかったのが”劇団千年王國”だった。
ちょっとムリして旅行に踏み切っちゃったけど、ほんと、よかった。

17:30過ぎに札幌駅から電車に乗って、琴似駅へ。快速で一駅。
駅を降りてすぐにコンカリーニョにたどり着けた。だって目の前だったから。
すでに受付開始していたので、チケットを受取って、開場を待つ。
すぐに開場されて、かなり見やすい良い席をゲットできたv(≧∇≦)v
会場は、四角くて、タッパもイイ感じに高くて、使いやすい劇場だと思った。
今回は、左右に客席がある長細い縦型の舞台で、
アクティングエリアを挟んで客席が向かい合わせにある。
そのど真ん中をゲットし、開演を待った。

初めて観た劇団千年王國とちょっとカンジが似ていて、異国情緒たっぷりな話。
雪に囲まれた白夜の街と、常夏の街の話。
白夜の街に住む雪の結晶を研究している人が、常夏の街へやってきて、
そこに存在する雪の結晶で書かれた壁画を読み解こうとする物語。
なのだけど、そこには憎しみと愛がうずまいていて、
話が進むにつれ、ぐぐぐーっっっっと話にひきこまれていった。
2時間弱の芝居だけど、重い話が続くとにぎやかしの話が入ったりして、
緩急の付け方がウマイなぁと思ったし、
ラストに向けて進むストーリーが、すごく感情的で、情感的で、ゆさぶられる。
ここの作家さんは、感情表現がリアルで、すごくひきこまれるのだ。
ラストはだだーっと泣きながら観てしまった。
・・・わたしって、あまり芝居を観て泣けないのだけど、これはすごかったわー。

ほんと、観に来て良かった。
公演後、いつもどおり台本を買って、DVDの予約をして帰ってきた。
札幌に帰ってきてから、劇場の外観も写真に撮ってなかったことに気づいた。
あああああ、せっかく行ったのに!写真撮ってくれば良かった~。
この劇団を観るときだけ、学生の頃のような小劇団追っかけのような、
ミーハーな気持ちにすごく戻れたりするので、楽しいわ。
今はそんなミーハーになれる劇団って、ほかにないもの。
# でっかい劇団もミーハーにはなるけど、小劇場とは感覚が違うんだよね。

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やっと5日目

日曜日, 22. 2月 2009 von charlie

今日も昨日と同じく15時公演なので、集合は12時。
11時前には、後輩F嬢と家をでた。公演も残り1回だ。
やっと、最後のステージで舞台を客席で観せてもらうことができた。

今問題になっている、雇用問題がテーマになっているのだけど、
風刺が効いていて、さらににぎやかな場面もあって、
難しいだけの芝居でもないし、といって騒がしいだけの舞台でもない。
重苦しいだけでもないから、観ていてとても楽しかった!
ベテラン俳優さんたちがたくさんでているから、見応えがあるし、
後輩F嬢も負けじと良い芝居をしていて、ついついグッと来たよ・・・。
マジで、ちょっと泣かされました(;^_^A
うん、彼女は良い役者です。うん。良い芝居を観たよ。

本番終わりは怒濤のように片付け。
受付を手伝ってくれた人たちが、一気に片づけを手伝ってくれて、
どんどん片づいていくので、私は大したこともせず、うろうろしていた。
ま、ちょっとここ数日の現場作業で、ちょっと腰にキテいたので、
そんなにがんばって作業することを控えていた、というのもあるけど。
ずっと本番終了後に、シャワールームで、しゃがんで、
ケータリングのコップとかを洗っていたのがダメだったと思う。
しゃがみ続ける、ってのが一番腰にツライのだ。
ちょっと明日以降は、ムリしないようにしないと。
でも、なんとか本番も無事終わってよかったよぉ。
いやー、終わった終わった。

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4日目…ゼエゼエ

土曜日, 21. 2月 2009 von charlie

朝起きて、洗濯してからちょっとのんびり用意して、
後輩F嬢と一緒に11時前に家を出る。
今日は15時開演なので、集合時間が12時なのだ。
ちょっと余裕があって、マシだけど、ま、そんなに変わらないかな・・・・。

劇場について、ちまちまちまちま開演準備して、
開演して、精算して、モバイルパソコンで来場者整理して。
終演したら、またちまちまちまちま開演準備して、
開演して、精算して、モバイルパソコンで来場者整理して。
・・・さすがに、2回公演はしんどいねぇ~。
終演後はまたバタバタ楽屋を片付けて、劇場を後にした。
一気に2回の公演が終わった。あとは明日1日を残すのみ。
しかも、今日の夜公演には、ウチの劇団員が全員来てくれた。
みんな、どう思ったのかなー、ちょっと感想が気になるわ。( ̄ー ̄)ニヤリッ
せっかく来てくれたんだけど、終演後は片づけなどでバタバタしてたから、
しゃべることもできなかったのが、スゴク残念。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。
ま、また今度会ったときにでも感想とか聞こう。

劇場を後にしてから、明日打ち上げに使う予定の飲み屋さんに行く。
ほんとは、電話しようと思っていたのだけど、
控えていた電話番号が間違ってて、かけられなかったのだ・・・。
ま、劇場からそんなに遠くないし、オーダーの確認しにいくだけだし。
ということで、飲み屋さんでちょっとオーダー内容を相談してから帰ってきた。

さすがに月曜日から劇場通いをすると、
そろそろ疲れもピークだよ・・・息切れ・・・ゼエゼエ。
ま、あと1日だし、最後は気合いで乗り切るしかないね。がんばろっと。

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あいかわらず、カッコイイ正面だ。祝!芸術監督就任!これからいっぱいきてくれるかなー。いま、満開なのは大きいツツジ!白に、濃いピンク、淡いピンク。ハチも大忙し。毎年恒例の天神さーん。真っ赤。霧島ツツジはもうそろそろ終わりかなー。今さらだけど、関帝廟の門!めっちゃいい天気やったから、青空に映えるわー。シープリンセスだって!ビルみてぇ!海鮮おこげ!

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