見てきました!義経千本桜。しかも、朝から晩まで。
文楽を知らなかった私でも、この題目は知ってた。
しかも、抜き出して一部だけ上演するんじゃなくて、通し狂言。
午前の第1部で、初段と二段目。午後の第2部で、三段目と四段目。
第1部で約4時間。第2部は約5時間。
朝の11時からずっと21時まで、国立文楽劇場にカンヅメだった。
長かった・・・さすがに。ずっと座ってるから、オシリが痛かったよ。
ちゃんとした劇場の椅子でも、9時間弱座ると、痛くなるんだねぇ。
さすが三大演目の一つ。スケールが大きいし、娯楽作品で、きれいだった!
前回よりは、ちょっとだけでも文楽について勉強してきたから、楽しかった。
義経というから、ずっと義経が主人公なのかと思いきや、
主人公は、義経じゃないのよね。
密かに隠れて義経への復讐を狙ってる平知盛だったり、
平維盛をかくまってるすし屋の息子だったり。
静御前に付き従ってる家来が、実は狐だったり。
すごくきれいな人形で、すごく優雅なんだけど、
たまに動きがコミカルだったり、妙に人間くさい動きをしたりするのね。
しかも、最後は人形が、人形遣いさんもろともフライングしてました!
いやー、こんな歌舞伎ばりなしかけもあるとは!(≧∇≦)
満開の桜一面の空へ、人形が飛び立っていくのだ。すごかったー。
なんか、ドラマティックで、娯楽性にとんだ演目だったわ。
でも、今回もがんばってみたけど、結構オチた・・・。ダメだった・・・。
だから所々見逃したところが・・・(;^_^A 惜しい!
見たいんだけどさ、どうしても、義太夫節が眠りを誘う・・・。
義太夫節にもっと慣れなきゃいけないなぁ~。
今は慣れてないから、何言ってるかわかんないけど、
慣れたら聴けるようになるんだろうなぁ。
でも、太夫さんによって、演じ方も声も、かなり違うんだなぁと思った。
人間国宝の人が出てきたときは、拍手もすごく大きくて、かけ声なんかもあった。
太夫さんが一人で、男の人も女の人も、老人も子供も、演じるのだけど、
さすがに人間国宝の人は、それがすごくうまくて!
なんというか、みんな”艶”があった。一人でやってるとは思えない。
違和感なく、自然に物語に入り込んじゃうんだよねー。
やっぱ、人間国宝の人はすごいなぁーと思ったわ。
でも、たまに、ちょっと声がしゃがれて聞きづらい太夫さんもいたけど、
みんなスゴイ形相で、ろうろうと演じてて、すごいなぁーと感心しちゃった。
いやー、楽しんだ、楽しんだ。面白かったー。
また観に行きたいわー。
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