14:00~、ままごとという劇団の『わが星』という公演を観る。
開場前に劇場に行ってみたらすでに、ロビーは人でいっぱい!
私の整理番号は44番だったけど、E嬢の整理番号は164番だった。
・・・そんなにチケットでてるの?
開場して劇場に入ってみると、四方囲み舞台だった!
劇場が意外に暗くて、目が慣れずに、ビクビク手探り状態で歩いて行った。
四方囲みの客席は、少ないところで6列ぐらい、
多いところで、10列弱ぐらいあったかな。ぐるっと薄く取り囲む客席。
私は、入口のちょうど反対側の一番前の真ん中に座った。
だんだん目が慣れてくると、真ん中のスペースには、段差が全く無くて、
フラットな舞台であることがわかってきた。
おー、なんだかすごくドキドキ、わくわくしてきたぞぉ~。
芝居は、『わが星』というだけあって、地球の発生から地球の滅亡まで。
といいつつ、出てくるのはひとつの家族と、近所の少女。
それを見ている少年と青年、というだけ。
その家族と少女が天体を現してたりするのよね。
主人公のような少女がチーちゃんと言われているので、地球だろう。
近所の少女と友達になるが、この子がツキちゃん(月)という名前。
おばあちゃんに、お父さんとお母さんと、お姉ちゃんがいて、
この家族は太陽系の惑星たち、ということになるんだろうなぁ。
普通の家族の話のようだけど、この人達がひたすら回る。
天体の公転や自転を現してたりするのだろうけど、
そんな理学的なストーリでは全く無くて、
人が生きて死んでいくまでの話のような、そんな感じ。
なんだかすごく不思議な話だった。
それに、始まりから終わりまで、ずっと秒針の音が続く。
この秒針のリズムに乗って、歌ったり喋ったりすることが多いのだけど、
普通にしゃべっていたとしても、すべてがこのリズムに乗っているようだ。
リズムに合わせてる!という感じがしないのに、
知らない間にリズムに乗ってしゃべってたりする。ほぼ違和感がないのだ。
始まったとたんに思ったことは、あ、維新派みたい、と思った。
だけど、維新派ほど”言葉をリズムに合わせる”という感じではなくて、
どちらかというと、ラップのような、普通のセリフをリズムに合わせる感じ。
まさしく、ラフなラップという感じ。韻も踏むし。もう、これがまぁ、すごい!
すべてが秒針のリズムなので、一言でも間違うとすべてがずれるわけで。
芝居が終わってから考えてみると、すごくシビアな芝居だったんだなぁ。
このシビアさ故に、見てるこっちも油断できないかんじ。
すべてが計算づくで、1秒も狂わせられない。繊細で職人的な芝居だった。
前日にこの芝居を観たという人が、
「ポップな維新派」と言っていたのがドンピシャだなぁと改めて思った。
その人も言っていたけれど、新しいものを観たなぁという感覚だった。
あー、面白かったー、この芝居。ほんと観てよかったよー(≧∇≦)
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