今日は、レディスディ!・・・・映画の、ですよ。
今までレディスディを意識して映画を見に行ったことがなかったけど、
考えてみたら、1,800円が1,000円で見れるんだよね。
そりゃ、お得だよ、行かなきゃ損だよ、ってことで。
観に行きたかった映画の上映時間とかを調べてみたら、
なんばパークスシネマで19:40からの上映があった。
なんばパークスシネマなら帰り道だし、
仕事もごっつぅ暇なので、定時に会社を出れば余裕だよ。
ということで、早速この間、ネットでチケットを予約していたのだった。
レディスディだから、めっちゃ混んでるかも、と思って、
ネットでチケットを予約したのだけど、全然混んでない。
映画館に行ってみても、ロビーすらガラガラだった。
・・・わざわざネットで予約しなくてもまったく問題なかったかも。
なんばパークスシネマでの上映は4/29には終わっちゃうし、
話題の映画!とかでもなかったからかもしれないけど。
予約した席は、B8という、前から2列目のど真ん中。
しかも、私の前の席は車いすスペースなので椅子がない。
・・・実質、一番前のど真ん中であります。
ポップコーンとオレンジジュースを買って、座席に座る。
ブルーレイ上映だったからか、予告も全くなく、アナウンスもなく、
時間がきたら突然始まった。
ストーリーは、落語家に弟子入りした青年が、
内弟子修業をしながら、落語の世界に入っていく話。
落語家を描いたドラマといえば、”ちりとてちん”だけど、
こっちは、落語家の生活がよりリアルに描かれていた。
特に、楽屋の風景や、寄席の裏側、落語協会の会議とかね。
きっと監督の落語家さんが普段見ている景色なんだろう。
だけど、女性噺家さんの不倫だったり、
おかみさんのお父さんが血吐いて倒れたり、
飲み屋街で飲み歩いてチンピラに殺されたり、
なんだか、すごく、ストーリーが薄い・・・。
リアルな部分はすごくリアルなのに、
それ以外のドラマはすごく薄い・・・。
いろんな人や事柄を書きすぎて、薄まりすぎた感があるなぁ。
弟子入りした青年の修行だけを描くんじゃなく、
落語のいろんな世界を見せたかったんだろう。
恋愛も、修行も、悩みもそうだし、
リアルな会議や、楽屋裏も。
それぞれのシーンを川柳で〆て終わるのだけど、
そのせいか、なんだかぶつ切りな感じを受けたのも否めない。
ま、師匠夫婦をやってたピエール瀧・田畑智子と、
弟子入りした青年をやってた柳家わさびはすごくよかった。
このあたりをもっと軸にして、しっかり芯を通してほしかったなあ。
リアルとそうじゃないところの間がほとんどつながってなくて、
楽屋裏とか寄席とか、落語協会の会議とかはすごくリアルなのに、
ピエール瀧・田畑智子がそのリアルな世界に全然からまないんだもの。
からむのは、弟子として修行している青年が楽屋裏や寄席で働くだけ。
働いているシーンはさすが本物、すごくリアルだったんだけど、
その動作をどうやって覚えていったのかとか、そういう背景が全然ない。
それに、師匠夫婦がすごくいい感じで、また違うドラマだったので、
師匠夫婦と弟子との生活が、別世界の話、という感じがした。
ま、見終わったときはほっこりしたし、悪い感じはしなかったのだけど、
はー、見終わった―、という感じがしなかったので、惜しかったなぁ。
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