soul of souls

再び、犬島へ

今日は有給休暇を取って、岡山に行く。
維新派の公演を観に行くためだ。
ずいぶん前に、維新派を見るために犬島に行ったことがあった。
あれは、2002年の作品、『カンカラ』だった。
維新派が放浪公演をしていたとき、犬島で公演をやった。
その時は、私に維新派を教えてたH君と、先輩S先輩とで観に行った。
H君が車を出してくれて、3人で朝から車で岡山まで移動して、
船に乗って犬島に行って、犬島をぐるりと回ってから、芝居を観て、
そしてまた船に乗って岡山に戻って、夜通し運転してもらって、
家に送り届けてもらったのだった。

だけど、今回の犬島公演は、だいぶ異なっていた。
まず、瀬戸内国際芸術祭2010の一環として、開催されるのだ。
さらに、犬島が昔とは大きく変わって、観光地として整備されている。
しかも、岡山駅から港までのバス+犬島までの船をセットにして、
ツアーとしてJTBが販売していた。
もちろん、今回の公演は「彼」と旅する三部作の最終章なので、
この三部作がお気に入りの私にとっては、何が何でも観たかった。
ということで、再び犬島に行くことにしたのだった。


10時過ぎの新幹線に乗って、岡山まで。
いつもとは反対の方向に行くことにすごく違和感を覚えたけど、
岡山までは、たった1時間弱。すぐ岡山に到着した。
駅前のホテルを予約していたので、ホテルに荷物を預け、
さらに駅前の違うホテルのレストランで昼ごはんを食べた。

犬島に行くためには、JTBのツアーを申し込む必要があったので、
芝居のチケットを取った時に、一緒に予約しておいた。
犬島へ行くには、13:10に駅近くの駐車場に集合しなければならない。
そこからバスに乗って港まで連れて行ってもらうのだ。
炎天下のなか、駐車場に行ってみるとすでにバスが待機していて、
すぐに乗れて、すぐに港まで移動してくれた。
港の待合室でしばらく待ってから、14:15頃発の船で犬島へ。
犬島に着いたのは、15:30頃だった。

犬島の港に降り立つと、目の前に精錬所が見える。
精錬所の周りは、芝生でキレイに整備され、白い四角い石が並んでる。
さらには、黒い木造のオサレな建物が建っていた。
ここは、精錬所の見学ツアーに関するチケットセンターらしい。
精錬所は、今は、精錬所の建物を利用した美術館になっているらしくて、
すっかり観光スポットとして整備されていた。
もちろん、勝手にいろいろ見ることもできない。
以前精錬所跡地に来たときは、もちろん入れないところもあったけど、
いろいろと自由に見れたと思うんだよね。
すごく近くでいろんな建物を見た記憶があるのだ。
なんだか、変わっちゃったんだなぁ・・・と思った。

精錬所跡地の見学ツアーに行こうかとも思ったけど、
結局は美術館なので、精錬所跡地ツアーは行かず、
屋台村がOPENする16:30ぐらいまで、
犬島をちょっとウロウロすることにした。
まずは、あまりにも暑いので、浜辺に行くことにした。
浜辺に行く途中、精錬所の裏側を通った。
裏から見える景色は、何だか昔の精錬所みたいだった。

浜辺に行ってみると、ものすごくイイ天気だったので、
砂浜が真っ白ですごくキレイだった!まるで白良浜だな。

ちょっと海に足をつけて、涼もうとしたのだけど、
浜辺が炎天下過ぎてちっとも涼めなかった・・・太陽があづい・・・。
浜辺を早々に退散して、周りのキャンプ場をウロウロしていると、
ちょっとした丘の上に石でできた犬を発見!彫刻作品のようだ。

やっぱり、”犬島”だからですかね・・・(;´Д`A “`
犬の目線は海の向こうを見ている。
ふと、犬の後ろに立ってみると、冷たい風が吹き抜けていて、
すごく涼しい!天然のクーラーのような、涼しさだ。
海を渡ってくる風が、何もジャマされず丘の上を通り過ぎていく。
きっとここは風の通り道なんだろう。さらに木陰だ。
ものすごく気持ちよくて、ずっと犬の後ろにすわって海を見ていた。

そんなこんなしているうちに16:30になったので、屋台村へ。
屋台村でソーメンを食べたり、チキンを食べたり、ビールを呑んだりして、
開場までの1時間を過ごす。
維新派の野外公演には、屋台村がたいていあるのだけど、
野外公演はたいていひとりで行っていたので、
屋台村に行ったことがほとんどなかった。
開演時間近くに劇場に行って、終わったらすぐ帰っていたから。
だから、今回、じっくり屋台村を堪能できてすごく楽しかった!

そして、開場!
劇場に行くと、板で作られたいろんな高低差のある島がたくさん。
客席と舞台の間には、大きな溝があって、そこには船がある。
なんだか、移民の話のラストにふさわしくて、
さらに、瀬戸内海というこの場所ともマッチしていて、面白い!
しかも、開演までを待つ間、夕日がちょうど目の前に沈んでいって、
すごくキレイだった。

そして、18:30。いよいよ舞台が始まった。
第1作、第2作と、海外の移民の話がメインだったのだけど、
今回は表題に”台湾”とあるように、アジアを中心とした話だった。
アジアというよりも、日本が主か。
戦前~戦後まで、日本人が数々の近隣島へ移民として移動していった、
そういう歴史が描かれていて、もちろん戦争も描かれていく。
そこへ傍観者としての”彼”も登場し、すごく面白い話になっていた。
日本や戦争という題材だったから、なんだかいろいろ考えることも多かった。
第1作、第2作は結構物語性が強かった気がするのだけど、
今回は、何かを訴えるような維新派らしい舞台に仕上がっていた気がする。
あー、堪能した!面白かった!

舞台を観た後は、すぐに船に乗って、バスに乗って岡山に戻った。
岡山に戻ったのは22時頃だったので、
そのまま、晩ごはんを食べに、岡山駅から歩いて10分ぐらいのところにある
お好み焼き屋さん”京屋”に行ってみた。ネットで評判だったからさ。
ご夫婦と息子さんが3人でやってるアットホームなお好み焼き屋さん。
お好み焼きは、広島焼とは違って、キャベツとタネを全部混ぜた関西風。
だけど、広島焼風にキャベツが千切りだった。そして、すごく美味しかった!

食べながら、お店のおじさんおばさん、息子さんとしゃべっていると、
なんと、私の実家のすぐ近くの出身だと言うことが発覚!
おじさんが私の地元出身で、今でも親戚はみんな私の地元にいるらしい。
すげー、すげー、すげー偶然!
思わず、おじさんおばさん息子さんと、私とでローカルな話題をしつつ、
めっちゃテンション高く盛り上がってしまった。
お茶をいれてくれたり、アイスクリームまでくれたりした。
いやー、めっちゃいい人やぁ(≧∇≦)
おかげで、すごく楽しい晩ごはんタイムとなった。
はー、ご飯も美味しかったし、めっちゃ楽しかった。
岡山にまた来ることがあったら、絶対また寄るぞ!
・・・といっても、次来ることがあるかな・・・(;´Д`A “`

はー、楽しい1日目はコレで終了。
明日はレンタカーを借りてちょっと遠出する予定なのだ。

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Dieser Beitrag wurde am 金曜日, 23. 7月 2010 um 23:30 Uhr veröffentlicht und wurde unter der Kategorie Diary, Play abgelegt. Du kannst die Kommentare zu diesen Eintrag durch den RSS-Feed verfolgen. Du hast die Möglichkeit einen Kommentar zu hinterlassen.

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あいかわらず、カッコイイ正面だ。祝!芸術監督就任!これからいっぱいきてくれるかなー。いま、満開なのは大きいツツジ!白に、濃いピンク、淡いピンク。ハチも大忙し。毎年恒例の天神さーん。真っ赤。霧島ツツジはもうそろそろ終わりかなー。今さらだけど、関帝廟の門!めっちゃいい天気やったから、青空に映えるわー。シープリンセスだって!ビルみてぇ!海鮮おこげ!

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