soul of souls

朝起きて、ホテルの前にある千秋公園まで散歩してみた。
ここ数日寒かったりしたせいで、桜は全然咲いていなかったけど、
つぼみは真っ赤になっていて、今にも花がほころびそうだった。
あと2～3日すれば咲くんだろうなぁ・・・ああ、おしい(;´Д`A “`
昨日泊まったホテルにはちゃんと温泉があるので、
散歩から帰ってきてから温泉に入って、10時過ぎにホテルを出発。
今日は今回の旅行のメインイベント、八幡平アスピーテラインに向かう。
だけど、八幡平に向かう前に、昼ごはんを食べるために角館に立ち寄った。

角館に行ってみると、ちょうど”さくら祭り”真っ最中で、
メイン道路が歩行者天国になっていて、車両通行禁止になっていた。
だけど、ここのさくらも全然咲いてなくて、秋田よりもつぼみが固そうだった。
ちょうど角館の桜が見れるかも知れないと期待していたけど、
残念だったなぁ・・・。もうちょっと先だろうな。
・・・というか、咲いてないのにさくら祭りをしなきゃならないって、イヤだなぁ。
自然が相手のイベントって、こういうことがあるから大変だよねー。
イベント予定は、一度計画しちゃうと早々変えられないもんねぇ。

角館でそばを食べようと車を降りたら、
真ん前に、安藤醸造元という醤油・味噌の醸造元の本店があった。
この本店の建物も、なんか古くて趣があって、すごくいいかんじ！
角館の武家屋敷群とマッチしていて、良い雰囲気だった。

安藤醸造元

そばを食べてから、安藤醸造元をのぞく。
味噌や醤油だけでなく、そばつゆやおかず味噌、漬け物など、
いろいろな物が売っていて、なかなか楽しかった。
おもわず、美味しかったそばつゆとおかず味噌を買ってしまった。
ここは計画としては考えてなかったけど、良いところ見つけちゃったわ。

角館を後にして、一気に岩手に向かう。
ちょっとずつ雪がちらほら残っている場所に近づいていく。
だんだん山を上がると、雪がたくさん残っているようになってきて、
雪の層も厚くなってきた。
八幡平アスピーテラインとは、岩手山を見ながら高原を通るドライブルート。
冬の間は通行禁止になるけど、春には、雪の壁を削った道が開通するのだ。
立山黒部アルペンルートみたいなヤツね。
立山黒部アルペンルートはマイカー乗り入れ禁止だけど、
八幡平アスピーテラインはマイカーで通ることができるのだ。
しかも、アスピーテラインの中には、温泉がたっくさん！温泉天国なのだ。

八幡平アスピーテラインに入ると、ちょっとずつ雪の壁が高くなっていって、
どんどん頂上に近くなると、車の高さを遙かに超える壁になった。
すごい！スゴイ圧巻な景色だわ！先には雪を被った木々も見える。

八幡平アスピーテライン

アスピーテラインを通りつつ、温泉もはいった。
まずは、アスピーテライン入ってすぐの後生掛温泉。
ここは、いかにも”湯治”というカンジの雰囲気の温泉だった。
“神経痛の湯”ってのがあって、オレンジがかったなめらかなお湯だった。
さらに、”泥湯”もあって、灰色のとろっとした泥が沈むお風呂で、
その泥を体に塗って、すべすべになるという泥パック風呂だ。
ほかにも、”箱むし”という蒸気サウナがあった。
四角い箱の中に座って、顔だけ外に出すというサウナ。
これがなかなかいいのよ！
体は蒸気のおかげでだくだく汗をかくのだけど、
顔は出ているから、それほどしんどくないのよね。めちゃ気持ちよかった！

後生掛温泉を後にして、ふけの湯に向かった。
ここは、すごいロケーションのお風呂だった。
もちろん建物はあるのだけど、建物から坂道を下ると露天風呂がある。
ゴツゴツした山肌に流れる川沿いに、露天風呂があるのだ。

ふけの湯

まさしく地獄っぽいロケーションの中にある野天風呂。
ここのお風呂は、白濁した温泉で、湯の花が漂うような温泉だった。
・・・後生掛温泉と近いけど、全然違うカンジだなぁ。
広い山肌と川を通り過ぎる風が冷たくてすごく気持ちよかった！

ふけの湯を後にして、八幡平アスピーテラインを通っていく。
ホントは藤七温泉にも行きたかったのだけど、
残念ながら藤七温泉はまだ営業してないようだった。
だけど、藤七温泉アタリの雪壁がイチバン高かった気がする。
これで温泉に入れたらもっとすごい雪まみれ温泉だったんだろうなぁ。
だけど、岩手山も含む壮大な雪景色も見たし、楽しいアトラクションだった！
・・・すっごくさむくて、外でゆっくり景色を堪能する余裕はなかったけど。
八幡平アスピーテラインを後にして、今晩の宿にチェックインした。

今晩の宿は、ご飯が美味しいペンションだった。
すっごく本格的なフレンチで、ペンションだとは思えないゴーカ料理だった。
温泉もちゃんとした温泉と露天風呂があって、とろっとしたイイお湯だった。
いやー、今日はホントに温泉三昧だったわー。満載の雪も見たしね。