MONO『床下のほら吹き男』を観に行った。
私は劇団の本拠地での公演を観るのがスキだ。
今回のMONOの公演は大阪でもやっているのだけど、
MONOはやっぱり京都で観たい!
ということで、2日間しかやってない京都公演のチケットを取った。
場所は府立文化芸術会館。
私はこの会館もスキなのだ。
京都の劇団に入っていた頃、この劇場に立たせてもらったこともある。
もちろん、他にもいろんな舞台を観た。
それに、ちょっとレトロな雰囲気もスキ。
15時開演だったので、一緒に行く劇団員M嬢と昼過ぎに集まって、
ちょっとウロウロしてから劇場に向かった。
芝居は、とある4姉妹が住む古い家に発見されたでっかい床下。
その床下でくりひろげられる、
リフォーム会社の人間と、4姉妹と、そして、なぜかソコに現れる男との話。
リフォーム会社の人間ってのが、MONOの人たちだったのだけど、
これが、まぁ、いつものとおり、面白い。
奥村さんは、いつもどおりに”自分が大好き”人間だし、
金替さんは、マイペースマイペースだし、
尾方さんは、周りに気を使ってとりなす人だし、
土田さんは、口先だけなかんじだし。
謎の男をやっていた水沼さんは、ひょうひょうとしててうさんくさいし。
もう、固定キャラっぽいのだけど、これまた裏切らなくて面白かった。
5人の役割がきっちりはまっていて、ブレがない。
客演の女性陣も、きっちり役柄がはまっていて、ブレがない。
独特のとぼけぐあいと、話の進み方が、まぁ、MONO!ってかんじ。
ほんと、面白かったー。
固定キャラって、マンネリ化しそうなのだけど、MONOはそんなかんじがしない。
裏切らない面白さ、っていうかんじで、楽しい。やっぱり期待するし。
固定してるといっても、公演ごとに違うところもあるから、楽しいんだろな。
MONOは今年で20周年だという。
長くやっているからこその安定感があるなー、と思った。
土田さんのBLOGを読むと、えらく苦労してるなぁと思うのに、
ちゃんと仕上げてくるところが、やっぱりプロなんだろうな。
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