soul of souls

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“内田百閒”って、知らなかったんだけど、
パンフレットに書かれていた作・演出の大竹野さんの言葉によると、
“夢のなかみたいな不思議な小説を書く”とか、
“起承転結ではなくて、起承承承・・・というふうにいきなり終わる”とか、
書かれていて、”まるで夢を見ているみたいだ”と書いてあった。

確かに、夢って、起承転結はめちゃくちゃだし、オチもないし、
時間も、場所も、移動も関係なくめちゃくちゃで、いきなり終わる。
だから、この舞台もそういう感じに作ったと、書いてあった。
舞台を見てみると、本当にそんな感じで、
不思議な話が次々展開されていって、それらがつながってるようで、
だけど、なんだか混ざり合ってぐちゃぐちゃしている感じ。
本当に夢の中にいるみたいな、不思議な感覚を味わった。

それに、内田百閒自体が、明治末～私が生まれる前までに生きていた人で、
そんな人が描いた作品なので、もちろん、言葉づかいも時代も古い。
出てくる登場人物も”昔の人”というかんじだった。
昭和初期とかの時代に生きていた人って、すごく言葉がきれいなんだよね。
あの時代の話し方って、上品でやわらかくて、私は好きだ。
そんな言葉に囲まれていると、自分自身もその時代に迷い込んだ感じになる。
舞台って、こっちは観てるだけなのに、
聞こえる言葉と雰囲気が違うだけで、その時代に迷い込むよね。
だから、よけいに”夢に迷い込んだ”という感じがしたのかもしれない。

作・演出の大竹野正典さんがお亡くなりになって、
もう大竹野さんの作品は観れないのかもしれないと思っていたけれど、
再演してくれて本当によかった。観れてよかった。
まだ、追悼公演は作品と時期、場所を変えて第二弾、第三弾と続く。
時間が合えば、観に行きたいなぁ！

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で、Twitterを見ながら、ひさしぶりに”ひろぐ”を読みに行った。
今は、『スリー・ベルズ～聖夜に起こった３つの不思議な事件～』
という公演の本番中だ。東京のPARCO劇場なんだけどね。
そういえば、この公演を知ったとき、
観に行くか、どうしようか、ってすごく悩んでたんだった。
東京はPARCO劇場、大阪公演は森ノ宮ピロティーホール。
行こうかどうしようか悩んだまま、すっかり忘れていた(;´Д`A “`
“ひろぐ”を読んでいるウチに、舞台を観に行きたくなって、
チケットぴあで、大阪公演のチケットがあるかどうか調べたら、
まだチケットを販売していたので、つい、ポチっと買ってしまった。
ちょっと席は後ろの方だけど、観れるだけいいか！
わー、楽しみだぁ！(≧∇≦)

そういえば、Twitterを見ている内に、
もう一つすごく行きたい公演があったのだった。
鴻上尚史の”虚構の劇団“がやる『エゴ・サーチ』だ。
エゴ・サーチって、ネットで自分の名前やハンドルネームを検索して、
自分の評価を調べることを言うらしい。
なんとも、鴻上尚史らしい題材だなぁー、と思った。
ものすごく観に行きたいのだけど、こっちは東京公演しかないのだ。
日程は、9月10日（金）～19日（日）。
そういえば、鴻上さんのTwitterのつぶやきに、
“観に行きたいけど日程が・・・・”と書いたら、
ちゃんとReTweetしてくれて、ビックリしたんだった。
いけるなら、一日だけでも東京に行って、即帰りでもいいんだろうけど、
せっかく東京に行くんだったら、週末ぐらいは絡めたい。
だけど、9月11日は結婚式で、12日は『スリー・ベルズ』観に行くし、
9月17日夜～20日は、白馬にテニスをしに行くし・・・。
ああ;￣ロ￣)!!・・・無理じゃないか・・・。
うー、観たかった(≧д≦) 大阪公演もしてくれたらいいのになぁ。

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稽古終わりに、近所の居酒屋に行って、
お酒をのみつつＡ嬢と打ち合わせをする。
打ち合わせのあとは、みんなとワイワイしゃべりながら呑んだ。
小劇場のネタになったので、
いろんな劇団の話をしたり、どこの芝居が面白かったとかね、
芝居好きならではな話でワイワイ盛り上がった。

といっても、Ａ嬢のところの公演はみんなすごく若い。
今日一緒に飲みに行った子も、21歳で、まだ大学生だったし。
芝居を始めたばっかりみたいで、
小劇場とかも、ほとんど観に行ったことがないらしい。

役者をしていたり、スタッフをしている人たちの中には、
他の劇団の芝居を観たことがない人や、
仕事や役者同士のつきあいでしか観に行かない人もいるけど、
たいていは、”芝居好き”だったりするので、
好きな劇団や、面白かった芝居の話をすると盛り上がるのだ。
そんな話をしていると、何に影響受けてるのか、とか
好みや、系統なんかもわかったりするくらいだ。
今日もそんな風に、ちょっと盛り上がったのだけど、
みんなが観ている劇団は、私が好きな劇団とは若干系統が違ってた。
みんながよく観にいっている劇団は、
私が小劇場を観に行く機会が減ってから活躍している劇団ばかりで、
私としては、あまり観たことのない劇団だったりした。
でも、いろんな劇団の話を聞くのはやっぱり面白いね。
大きい劇団ばかりじゃなくて、小劇場もいろいろ観に行きたいわ。

私が一番小劇場を観ていたのは、20代の頃だったかなぁ。
だから、その頃の劇団なんて、みんな知らなかったりするんだよね。
・・・これって、ジェネレーションギャップだよね(￣ー￣;
やっぱり、主宰A嬢が若いので、A嬢に集まる人ももちろん若いわ。
すっかり”年寄り”的な気分になってしまったよ(;´Д`A “`
ま、制作なんかしていたら、オカン的な役割になってしまうし、
現場で一番年上、なんてもの普通に、ざらにあるからさ、
そんなに”今回だけが特別”というカンジでもないんだけどね。

さ、これから本番まで2ヶ月程度。
しっかりサポートして、みんなのいいオカンになっていきますか。

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ちなみに、他に買ったのは、
“天空の城ラピュタ”に、”千と千尋の神隠し”、”ハウルの動く城”。
“ハウルの動く城”って、実は観たこと無かったりする(￣ー￣;
テレビでやってるのを観たことはあるけど、
テレビ放映に気づいたときには、すでに始まっていたりして、
全編ガッツリ観たこと無かったのだ。
何となく、全編観たくなって、ついでに買ってしまったのだった。

これだけDVDが増えると、
しばらくは入れ替わり立ち替わり観るのもいいかな。
流しっぱなしでもいいしね(≡￣ー￣≡)

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今日、一緒に仕事をする人にお会いすると、
ずいぶん前、一緒に仕事をしたことがある制作さんだった。
その人は昨日から受付業務を担当していて、
私は金曜日に受付業務を経験していたので、
なんとなく、二人でいろいろ分担しつつ、準備して、受付開始！
今日は一番お客さまが多い公演だったからか、
ややこしいチケットもたくさんあって、すごくごちゃごちゃしてしまった。
開演してからぼちぼち精算作業をしてみても、
なんだか計算が全然あわない・・・あれ？？？
結局、制作チーフさんと一緒になって、あーでもないこーでもないと
ひたすら確認をしているうちに本番が終わってしまった。
あー、なんだか、後味悪い感じの終わり方だなぁ。

お客さまを送り出してからは、ロビー周りをガンガン片付けて、
18:30過ぎには仕事終了～。
それからは、ひたすら待機。舞台や楽屋の片付けが終わるのを待つ。
20:00過ぎ、だいたいのばらし作業が終わったので、
最後のあいさつをして、打ち上げ会場に移動することになった。
なんだかそのころにはすっかり疲れていたので、
打ち上げには行かずに、帰ってきた。つっかれたぁ。
はー、公演終わったなぁ。なんだかすっごい疲れたわ。
今日は、ゆっくりお風呂に入って疲れを取ろう。

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はじめていく劇場はどんな劇場かわからないので、ドキドキする。
しかも、制作チーフさんも、今回初めて一緒にお仕事をする人だった。
初めて一緒に仕事をするチーフさんの場合、
そのほかのお手伝いの人たちももちろん初めての人が多い。
今日もそんな感じだった。

さらには、私が一番苦手な受付ブースの担当だったし、
今までやったことのないような受付システムだったので、
かなりあたふたしてしまった。
だけど、落ち着こうと努力していたおかげなのか、
なんとか問題もなく、精算の誤差もなく、無事仕事終了！
いやー、よかった、よかった。なんとかなってよかった。
はー、つかれたー。

本番は日曜日まで続くのだけど、
明日はちょっと予定があるので、お手伝いには来れない。
次は日曜日に来なきゃ。同じ仕事になりそうだし、頑張らないとね。
でも、とりあえず今日のところは、問題なくてよかったよ、ほんと。

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劇団空晴って、どんなジャンルかといえば、
シチュエーションコメディに近いかも知れないけど、
シチュエーションコメディにありがちな、やり過ぎな登場人物もないし、
ありえないような、ネタすぎる話でもない。
ちゃんと筋が通っていて、ちゃんとその場で生きている人たちばかりだ。
そしてなにより、アットホームな雰囲気が漂っている。
さらに、みんな演技力は抜群だ。
ほどよく面白くて、ほどよくグッと来る。
観終わったときは、イイ気分になって、もう一回見たくなる劇団なのだ。

今回の話は、とある男子寮で巻き起こる”育児騒動”だった。
といっても、ただの育児騒動というよりも、
なんだかちょっとグッと来る、ちゃんと骨太なストーリー構成だった。
みんなそれぞれに抱える親子の問題や、恋人との問題、家族。
いろんな話が交差して、ホントにいい話だった。
そして何よりメッチャ面白くて、ゲラゲラ客席で笑っちゃったよ。
今回も観に来て良かったよ！ほんと！
・・・できればもう一回観たいぐらいだけど、行けたらいいんだけどねぇ。

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